73.冠を貴方に
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『パァァン』
『パシィッ』
越前「(何かきこえる……波音!?)」
ギュッと繋ぐ手に力が入る氷帝メンバー。
レギュラーだけではなく、気がつけば全員が手を取り合っていた。
そして気を失っている筈の跡部の顔が微笑んだ。
孤高の集団だった
氷帝学園
ある日
4人の女神が降りてきて
俺達1つ1つの氷を溶かしていった。
溶けた氷は
4人の女神の手により
形を変える
今度は個体ではなく
大きな
大きな
1つの塊になった。
そしてその固まった氷は
溢れんばかりの
『絆』だということに
今、気がついたんだ
そしてその『絆』は
海より深く
山より大きく
川より優しく
僕らと一緒に
駆け抜けて行った。
そして今、
私達に語りかける
お前達がここに来たのは
偶然なんかじゃない
必然なんだと
『ゲームセット!!
ウォンバイ跡部!7ー6』
南次郎「あんなに柱を支える人数いりゃ世話ねぇな。柱は……1人じゃ持ちきれなかったようだな。リョーマ」
ドザッと倒れてるリョーマ。
動く気配はない。
真由美「勝っ…たの……?う…そ……!?」
和恵「嘘であってたまるか!!それにしてもハラハラさせやがって!!アホべめ!!」
奈央「…………
全国優勝だぁぁああああああ!!!」
芥川「やったぁあああ!!和恵ちゃぁあああん!!!」
『ガバッ』
和恵「わぁ!?」
丸井「………おめでとさん」
桑原「ブン太……」
真由美「良かった…本当によか……っ…は!?恵利華……!」
恵利華「け、景……!」
『タタタタタタ……』
真由美「ふふっ……あ、(侑士くんが……笑ってる!!)」
恵利華「あ、あのねっ……」
跡部「恵利華……唇どうした?」
そっと跡部が恵利華の唇をなぞった。
『ガバッ』
跡部「!?(涙!?)」
恵利華「言葉じゃ……伝えられないから……ありがとう」
手を緩めた恵利華。
顔をあげてニッコリと微笑んだ。
和恵「仁王!幸村と奈央とついでに真田の五感奪って!」
真田「なっ!」
奈央「なんじゃ和恵!ウチに恨みでもあるんか!」
和恵「え?だってみたくないと思って!あれ」
幸村「!?」
和恵の指差す方には、テニスコートで抱き合う跡部と恵利華の姿。
そして……
恵利華「おかえりなさい」
跡部「あぁ。恵利華」
恵利華「あ……」
奈央「あーーー!!!」
宍戸「まさかここでする気かよ?こんな大注目の中……っ」
財前「俺はここでしてほしいっスわ。ブログのネタになるし」
日吉「財前黙れ。恵利華さん、ここはダメです!」
真由美「キャー!キャー!キャー!」
和恵「仁王!」
仁王「仕方ないのう」