72.ラブコール
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『パァァン』
『シュッ……』
跡部「ハァ……くそっ!どうなってやがる!?」
恵利華「見えるよ」
『パシッ』
跡部「(見えねぇ!!)」
恵利華「見えるよ。大丈夫」
跡部「見えなかったら……」
なんて俺らしくねぇ……!!
恵利華「見えるまで……
何度でも。」
『パァァン』
『40ー0マッチポイント』
真由美「ヒック…ヒック……っ」
忍足「真由美ちゃん、大丈夫やて……」
真由美「信じてる……信じてるけどっ…!」
忍足「(跡部……!俺ら……ここで終わりなんか!?大体、姫さん……!)」
恵利華「…っ……」
向日「恵利華?」
恵利華「景吾くん……」
私ね
ここに来て、とてもテニスがしたくって……
跡部「…ハァ……ハァ…」
恵利華……
なんて顔してやがる
奈央「和恵」
すっと手を差し出した奈央
和恵「ん?……あ、あぁ」
芥川「俺も俺も!」
和恵「わわ……!」
ギュッと和恵の手を握りしめ、笑顔になる芥川。
芥川「はい、岳人も♪」
向日「お、おいっ」
真由美「ヒック…ヒック……」
向日「侑士」
忍足「真由美ちゃん、手かし」
真由美「侑士く……」
忍足「岳人」
向日「え……?」
真由美の横を指差す忍足に、向日は目を見開いた。
真由美「向日くん、はい」
向日「!」
真由美の手を遠慮がちに握った向日。
奈央「………」
宍戸「ったく、1人じゃ観てらんねぇのかよ」
奈央「それはっ」
『ギュッ』
宍戸「激ダサ」
奈央「っ!」
鳳「宍戸さーん!」
樺地「………」
日吉「恵利華さん……」
恵利華「………」
日吉「……。(振り向きもしない)」
鳳「若っ」
日吉「あぁ」
こうして1列に手を取り合う部員達。
恵利華「(景吾くん……)」
跡部「!」
恵利華「(思い出して?私とのラリー。楽しかった日々)」
跡部「恵利華……」
恵利華「(私達、待ってるから)」
「待ってるから」
跡部「あぁ……そうだな」