71.同調の先へ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
恵利華「ねぇ、この4人は初めて試合した時もふふっ争ってたよね」
跡部の裾を持っていた恵利華。
震えは止まり、微笑みながらコートをみている。
跡部「宍戸や鳳は女に負けるわけにはいかなかっただろうし、奈央と和恵は奈央と和恵で……」
恵利華の頭を持ち、引き寄せた跡部。
頭に?マークを浮かべる恵利華にどよめきが走る会場内。
真由美「奈央と和恵は、2人だから負けられなかったのかもね」
忍足の上着をぎゅっと握りしめる真由美。
忍足「自分の失敗は2人の失敗。敗北は相棒も悲しませてしまうもんな。」
そっとベンチの背もたれに腕を下ろし、真由美の至近距離に腰を下ろす忍足。
真由美「!ゆ、侑士く…(顔が近いっ)」
そして忍足がやっと落ち着いたなと微笑むと、真由美は上着で顔を隠した。
『パァァン』
『パァァン』
…………………。
………………………。
『ゲームセットウォンバイ宍戸・鳳ペア7ー6』
『ドサッ』
『ドザッ』
丸井「和恵……」
芥川「和恵ちゃん!!」
和恵「ジ、ロ」
和恵の肩に腕を回し支えるが、ピクリともしない。
丸井「……。心配かけんなっての」
和恵「…………」
仁王「寝たのか……」
丸井「……(ジロくんって……そうだよな、あんな大事に和恵を抱えて……)」
和恵は芥川の腕の中で少し、眠りについた。
亜久津「奈央」
宍戸「奈央ー!!」
『ドドドドド』
恵利華「宍戸くん……」
宍戸「ハァハァ……奈央!!」
コートでぐったりとしている鳳を残し、猛ダッシュで奈央のもとに向かった宍戸。
奈央「…………」
意識があるのかないのかわからない奈央
宍戸「奈央お前……
最高っ!!」
『ガバッ』
「「!!」」
恵利華「わぁー……」
真由美「きゃー!」
奈央「??」
宍戸「お前が居て良かったぜ!」
奈央「ウチも……」
パチッと目を開いて返事をする奈央に、後退った宍戸。
宍戸「おおお起きてたのかよ!!」
奈央「ウチ回復力は早いからね♪それよりデート券……」
宍戸「!!」
鳳「よかったですね。宍戸さん!」
いつの間にか戻ってきた相棒。
亜久津「………」
面白くない亜久津はその場を離れて行った。