幸村「…………」


恵利華「ほら、真由美席について」


真由美「ええ！？まだやるの！？」　　



恵利華「生徒がここまで頑張ってるのに無にする先生なんていないですよね？」



榊「真由美、

ベンチに座れ」



親指を立てる和恵に真由美は体の力が抜けた。



奈央「『今データとるから！』」


宍戸「ﾊｧﾊｧ……無理すんじゃねーぞ』」


真由美「もう～っ！！！」



奈央「（まずデータをどうするか早くしないと5分も持たんじゃろ）」


和恵「（奈央、ナンクルナイサーよ！うちが！）『長太郎』」


鳳「『はい！』ﾊｧﾊｧ」


和恵「『左前に出て、右サイドに打つように仕向けて！』」


鳳「『はい！』」


『タタタタタ』



忍足「相変わらず何を言うてんのか全くわからんわ」


恵利華「4人だけしかわからないんだね」


真由美「（どうしようどうしようどうしよう！！）」


跡部「真由美、落ち着きやがれ」



丸井「（俺の方が心労ヤバイぞ、和恵）」


奈央「ﾊｧﾊｧ！」


亜久津「奈央……ったく無理しやがって。アイツらタダじゃおかねえ」



奈央「ﾊｧﾊｧ……」



『パァァン』


『パァァン』


『5ー1青学』


真由美「わぁぁああ……！！」



忍足「ちょ、真由美ちゃんほんまに落ちつきぃや」


真由美「ﾋｯｸ…うぅ……ﾋｯｸ」


忍足「（な……泣いとるんか）」



奈央「ﾊｧﾊｧ……」


柳「奈央！？これ以上は危険だ！止めさせた方がいい」


木手「しかし止めれば即負けでしょうね。さぁ、どうするんですか？真由美クン」



真由美「ふぇ！？」



恵利華「確かに、今監督席に座ってるのは真由美だしね……」


真由美「恵利華まで！？うう……」


奈央「（あ……さすがにもうヤバいかもしれない）」


和恵「（奈央がもう限界さねうちも1分もつかどうか）」


『パァァン』

『パァァン』


『6ー2青学！マッチポイント！』





To be continued......