70.ダイヤモンドコンビ始動!
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柳生「奈央さん大丈夫なんですか?この汗」
仁王「大丈夫じゃ、ないじゃろな」
丸井「和恵!無茶だろぃこんな……」
『ゲーム氷帝5ー5』
『同調』をしてかれこれ10分が経とうとしている。
真由美「(見てられない……っ)」
恵利華「監督……」
榊「………」
奈央「ハァっ!」
和恵「なにこれっ……いつもの5倍くらい疲れる」
奈央「まだ3分しか経ってないのにっ!」
榊「体が無意識の内に反応する『同調』と違い、お前達はコートに立ってはいない。それ故にいつもの『同調』加え、ゲームを読む事、宍戸と鳳の心理を読み取る事、相手の動きを予測し動く事、ペアの事を全て分かりきってる事、今まではそれを体が瞬時に反応し体力で動いていた事を全て脳内で行わないといけない。」
奈央「全部脳内で……」
和恵「(だから頭も痛いのか)」
榊「今の状況を見ると、限界はもって5分だ。」
奈央「5分試合の終盤に使うしかなさそうじゃね」
榊「今は1分1秒でも『同調』の時間を伸ばす事を考えよう」
奈央「題して『同調カルテット』うん!ウチも気持ち良く倒れる!!」
和恵「じゃあうちは奈央が倒れてから倒れる~♪」
奈央「にゃにぉ~!!」
宍戸「奈央!和恵!練習するぜ!」
奈央「頑張ろうね、和恵」
和恵「うん!」
『パァァン』
奈央「『チョタ、右ストレートの予感、82%』」
鳳「!」
和恵「『英二、アクロバティックしてくるから、大石のバックハンドついちゃえ』」
宍戸「あぁ!」
『パァァン』
『パァァン』
奈央「くっ…ハァ!」
和恵「ハァハァ……」
芥川「和恵ちゃん……」
丸井「………」
跡部「樺地!この2人を寝かせ…」
奈央「触れるんじゃないけんっ!」
和恵「『同調カルテット』じゃなくなる」
忍足「(意識あるんか!?)せやかて……」
『ゲーム氷帝6ー5』
奈央「(後1ゲーム!)」
和恵「(先に倒れん!!)」
榊「あと1ゲームで終わらなければ……
棄権しろ。」
「「!!?」」
恵利華「確かにこの汗だったら、持たない」
日吉「恵利華さん……」
真由美「うんっうん!!」
忍足「真由美ちゃん泣きなや」
真由美「だって何もできないんだもん!!」
『パァァン』
菊丸「(読まれてる全部!なぜ!?)」
大石「(英二…前に言った事、覚えてるか?)」
菊丸「………」
「さぁ、挽回だ。大丈夫さ英二!諦めるな!!諦めなけりゃ、必ず弱点は見えてくるんだ。チャンスはどこかにあるはずだ。
俺達の力を信じよう」
菊丸「(忘れるわけないじゃん。じゃあさ、俺が言った事覚えてる?)」
「もうここに来るのは最後だ。よーしこのまま突っ走るぞ!!」
「突っ走るってどこへ?」
「決まってんじゃん!都大会、関東大会、そして……
全国大会ナンバーワン!!」
大石「(あぁそれに……)」
「「俺達は勝つ為にきた!!!」」