07.新たな出会い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
和恵「ハァ…ハァハァ……っ、とにかく!!」
うさぎ飛びを終えた和恵が門に戻ってきた。
和恵「真由美も恵利華にバレたくなきゃ、うちの言う通りにするんだね!」
真由美「うっ…」
奈央「言う通りって……何をするつもりじゃ?」
和恵「え?だからわざわざ、跡部より早く来て、ここで待ってるんじゃん!」
真由美「単純!」
奈央「それで口止め!?」
和恵「フンっ!………あいつ車のくせに遅いし」
小悪魔……それは、表向きに言われてるだけであり、和恵をよく知る身近な人達にとっては幼稚園児のような単純さと、それに伴う思考回路で彼女は出来ていると言う。
「キャー!跡部様の車よ!」
「跡部様ァァ!!」
和恵「ゴホンッ。………ごめんね、君達」
「キャァァァアア!!和恵様、おはよう御座います」
和恵「うん、おはよ。ごめ……少々失礼」
「はっハイ!!」
「キャァァァアア!!」
真由美/奈央「「………」」
-----------
-----------------------
【跡部車車内】
恵利華「…なにこの女の子達」
跡部「フッ…俺様のファンクラブだ。」
恵利華はどうしても学校に行きたいと言い張り、跡部に迎えにきてもらって一緒に来ていた。
専属医らしい人が2名程、同行している。
恵利華「……今、出ていったら違う意味で騒がれないかな?」
跡部「待ってろ」
その頃、3人は……
和恵「うち、あの車に乗ってる人に用だから……」
「「「はい!!和恵様!!」」」
教室戻っていてと人払いをする和恵。
そしてー……
『ガチャ』
和恵「…お?」
跡部の車のドアが開いた。
跡部「手間が省けた。おい恵利華、出てきていいぞ。」
和恵「……へ?恵利華って……」
恵利華「あら和恵ちゃん、ごきげんよう」
和恵「ご……ごきげんよう……」
奈央「ぷっ」
真由美「和恵、もう謝ろうよ~」
和恵「なっ…!なんのこ…」
恵利華「ねぇ、立海は広かったのかな?」
和恵「あ……ははは」
恵利華「ふふっ
グラウンド100周ね」
真由美とは比べものにならない周に、笑うしかない和恵だった。
【昼休み】
和恵「ハァ…ハァハァ……なんでっ…うちだけ…!」
「和恵様、自主トレですか~?」
「頑張って下さい~」
「ぜひ陸上部に」
タタタタタと校舎を駆け抜ける和恵…………と、その他大勢。
奈央「……で、恵利華何で帰ってきたんじゃ?まだ4日入院残っとったじゃろ?」
真由美「………。」
恵利華「真由美なら、どうして私が戻ってきたか……わかるよね?」
真由美「……テ…テニスをするため」
奈央「テニス!?何言っとるんじゃ!まだケガも治っとらんじゃろ!?それにウチらがテニスしたって……」
恵利華「もうすぐ都大会………時間がないの。それに……約束を果たしたい。これを果たすまで私は自分の夢に向かえない」
真由美「恵利華………」
奈央「じゃけどっ…!」
恵利華「私が限界って事は、みんなももう……」
真由美「そう………だね。私も……」
奈央「真由美!?」
真由美「もう我慢出来ない。テニスが…………したい」
奈央「そう………じゃな」
その言葉を聞き、立ち上がる恵利華。
恵利華「跡部くんに“試合”申し込んでくるよ」
To be continued...
2009.05.26