菊丸「いっくよん♪大石」


大石「あぁ、いつでもいいぞ！英二！！」


堀尾「きたきたきたー！！」



「「『同調』だぁああ！！」」



和恵「奈央、何強がってるのさ？」



奈央「えぇ！？」



和恵「うち思うんだけどさ、ここに来たうちらの役割ってなんなんだろうね？何のために。今更だけど……試合見てるうちに考えるようになったよ」



奈央「すげー同調！」



和恵「まぁねー♪恵利華も真由美も気づいてると思う？」



奈央「さぁ？でもさ、答えなんてウチらが見つけなくてもわかるような気がする。なんとなくだけど」



和恵「そだね。そん時はそん時だわ。恵利華も向こうでバリバリ公式戦出てたのに出れないのかな？」



奈央「今まで氷帝の事ばっかじゃったけぇ、これからは……」



真由美「奈央ー！和恵！試合が……」



和恵「うるせぇ！」


真由美「えぇ！？」



奈央「真由美は、幸せな奴じゃけぇ」



和恵「絶対何も思ってないな！」



真由美「（青学ペアが同調を…どうしよう！）」



奈央「まぁ真由美は今に一生懸命な奴じゃけぇ。それより」



和恵「大丈夫だって！ここは違う世界！」



奈央「そうじゃねっ！さて」



宍戸「ハァハァ」


鳳「っ！」



『ゲーム青学4ー1』


真由美「『同調』止められないよ！」


忍足「お嬢さんら、合宿中に何かしたって言ってへんかったか？」


向日「そうだぜ！早くしないと！」


奈央「さすがにヤバいかな？でも、体力持つ？和恵」


和恵「なめんな！余裕やし！」


平古場「やったー何する気さ！？」


和恵「凛、ナンクルナイサーよ！」


平古場「やぁーのナンクルナイサーは信用できんばぁよ」


木手「ですね」


和恵「うえー」


亜久津「無茶するんじゃねーぞ」


奈央「大丈夫！ウチらが出来る事をするだけっ！！」


宍戸「長太郎」


鳳「はい！宍戸さん！」


奈央「行くよ和恵！」


和恵「おう！」



そう言うとガシッと手を繋ぐ2人。



乾「氷帝の奴ら、何か仕掛けてくるな。」



宍戸と鳳がアイコンタクトをとった後、ゆっくりと目を閉じた。



忍足「どないするつもりや？」



その問いに返事はない。困惑する氷帝ベンチ。



真由美「私達が寝てる間に何があったの？」






奈央「恵利華ー！恵利華ってば！」


宍戸「跡部とラケットを抱き枕代わりにしてるぜ」


奈央「恵利華ー！こんな所で寝たら風邪引くけん！とりあえず跡部から離れて！」


和恵「真由美までついててなにこの状況……」


向日「（俺が途中でギブして帰ってから何があったんだよ！？）」


真由美「ZZz......」


和恵「あー邪魔だよね」


鳳「とりあえず運びましょうか」


樺地「ウス」


奈央「こんなにぶっ倒れるまでテニス」


宍戸「らしくねぇな。」


和恵「うん。こんな恵利華と真由美の姿見たことないよ」


奈央「そこまで、追い詰められてるんじゃな」


芥川「話してるの勿体無いＣ～」


和恵「うちらも！」


奈央「和恵、待ちんちゃい。真由美がこの状態じゃけぇ、ウチらまで倒れたらいけんじゃろ？それに」


鳳「なんですか？奈央さん」


奈央「ウチらにはまだ課題が多すぎる。ただがむしゃらに練習したって逆効果じゃけぇ」