69.青空の下で
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『パァァン』
『パァァン』
日吉「はぁぁああ!!」
切原「なんで日吉のやつもうとっくに無我の副作用がきてもおかしくないのに」
丸井「ありえねぇだろぃあの体力」
あいつは肺が5つあるぜと呟いた。
手塚「はぁっ!」
『パァァン』
真田「『百錬自得の極み』で2倍返しか」
日吉「『下剋上等』!」
『パァァン』
桑原「2倍返しを返しただと!?」
驚く立海メンバーに、平然としている氷帝メンバー。
幸村「一体どんな特訓をしたんだい?恵利華」
恵利華「テニスしただけだよ、幸村くん」
手塚「はぁぁああ!!」
『バコーン』
真由美「ちょ4倍返し!?腕が!」
日吉「(返す!絶対返してやる!)」
『パァァン』
『ゲーム日吉2ー5』
恵利華「ヒヨ……」
心配そうにテニスコートを見つめる恵利華。
幸村「それにしても……」
恵利華「きゃ!?」
恵利華の腕を掴んだ幸村。突然の事に悲鳴を上げた。
幸村「腕の筋肉が張ってるよ?練習しただけじゃ、普段毎日テニスをしている君が、そんな腕になるわけないだろう?」
跡部「(幸村……)」
恵利華「幸村くん離して?」
幸村「………」
跡部「おい、幸村」
跡部が掴んでいた幸村の手をほどく。
恵利華「心配してくれてありがとう。私は大丈夫だから」
幸村「(きっと手塚の技の連打でもしたのだろうな)」
木手「真由美クン」
真由美「え?どうしたの?」
木手「目の下にクマが出来てますね」
真由美「え!ほ、本当!?」
忍足「(真由美ちゃん合宿の間ずっと無理しとったしな)」
向日「真由美、しんどくなったら言えよ!?」
真由美「だ、大丈夫だって!大丈夫っ」
仁王「そう言えば、和恵も休んでから、アップに出掛けてたのう」
丸井「(相変わらずよく見てんね)」
平古場「和恵のやつ動き回って深夜に電話もしてたからなー」
甲斐「さっきも壁にもたれてたし」
芥川「和恵ちゃん……」
和恵がアップに向かった道のりを見る芥川。
真由美「芥川くん!」
芥川「真由美ちゃん……俺」
真由美「大丈夫だから!ね?」
真由美が芥川に優しく微笑む。
きっと先程の試合の事を気にしているのであろう。
タタタと足音が聞こえた。
向日「じーろう!今は氷帝勝利の事を考えようぜ?」
ガバッと後ろから芥川に抱きつく向日。
それをみて真由美が笑った。