07.新たな出会い
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恵利華「どうしたの?こんな遅くに電話なんて。私、ちょっと眠たくなってきちゃった……」
『俺様も眠ぃよ。でもあと3分待て』
恵利華「(3分…?)あのね、」
『何だ?』
恵利華「んと…私、なんか、ちょっと……………うーん」
『(様子が変だな)おい、どうした?』
恵利華「もう……限か…『お誕生日、おめでとう』………え?」
『何寝ぼけた声を出してやがる。今日はお前の誕生日だろ?』
恵利華「………それで………3分?」
『…………あぁ』
恵利華「……ふふっ……アハハハ」
『…………おい』
恵利華「ふふっ…………ごめんね、ありがとう」
『それで、どーしたんだよ?さっき……』
恵利華「さっき……あぁ、もう気にしないで」
『んだよ、それ』
恵利華「(もう寂しくなくなったから……)…あ、1つお願いがあるんだけど…」
『何だ?言ってみろ』
恵利華「あのね………――――。」
『………………。』
「ぎゃぁぁあああ」
真由美/和恵「!?」
朝からマンションに雄叫びが木霊する
和恵「うっせ!何事!?」
奈央「俺としたことがぁぁあ!!」
慌てて部屋から出てきた奈央。
リビングにいた2人は何事かと奈央を見た。
奈央「俺……いや!ウチ、昨日1時間かけて恵利華にメール打ったのに……」
和恵「寝ちゃったの?それとも……消えた?」
それなら最悪だと和恵。
奈央「いや、送信ミス!」
和恵「さっさと送れや!!」
和恵のツッコミに真由美が笑う。
そして真由美は、少し眠たそうな目を擦った。
跡部「恵利華、入るぜ?」
恵利華「あ、おはよう。跡部くん」
朝早く恵利華の病室を訪れた跡部。
跡部「随分機嫌がいいじゃねーか」
恵利華「そうかな?………さてと…ん?」
恵利華の携帯が鳴った。
恵利華「………ふふっ」
跡部「?」
恵利華「あ、ごめんね、奈央のメールがおかしくって……ふふっ、じゃあ行こっか?」
跡部「……待て」
ドアから出ようとする恵利華の腕を掴んだ跡部。
跡部「まだ治ってね「治ったよ」」
恵利華「それとも……女の子の体確認するなんて、野蛮な事はしないよね?」
跡部「テメェ…」
恵利華「……テメェ?」
ムッとした顔に変わった恵利華。
恵利華「女性にそのような口の聞き方は失礼よ?」
跡部「んな左頬を腫らしたレディなんているかよ」
恵利華「な…!!」
跡部「行くぞ」
恵利華「……そうですね、跡部様っ」
少し膨れた顔をする恵利華に笑いが止まらない跡部。
そして2人は、跡部の車に乗り込んだ。
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和恵「跡部を口止めせんと!!」
真由美「え?なにぃ…?」
氷帝の校門で和恵は決起する。
奈央「それより、跡部を口止めって?」
和恵「もう忘れたの?恵利華の執事がいない今、昨日の探検の事実を知るのは奴らだけ…!」
和恵の言葉に目を見開く真由美。
真由美「た……探検……?」
和恵「……あ」
真由美「……探索って………言ったよね…?」
和恵「あ、ちょ…口が滑っただけで………ね?」
真由美「…………。」
真由美の中で沸々と湧き上がる何か
和恵「……いや……真由美?(目が怖ぇ!!)」
そして……
真由美「問答無用!グラウンドうさぎ飛び1周だぁぁああ!!」
和恵「…………軽ッ」
真由美「だ……だって」
奈央「(あ、戻った。………やっぱり恵利華が居ないとダメダメじゃけぇ)」