68.風の悪戯
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芥川「走るの楽C~♪」
樺地「ウス」
楽しい
うちがテニスを始めたのは奈央の勧誘で見に行ったストリートテニスで、楽しそうにしていたみんなを観たからだった。
他のスポーツでもよかった。
なんか楽しそうだな、とやけにそう思ったけど
うちは、テニスに何を求めた?
芥川「和恵ちゃん!和恵ちゃん!ボレー対決!!」
芥川「やったー!妙技だC~♪」
芥川「和恵ちゃ~ん!和恵ちゃんのおかげで
走るの好きになったよ!!」
いつも楽しそうにテニスをしてたジロー
あれ?
過去形?
今は……
芥川「ハァ…ハァ……」
和恵「!」
『ガタッ』
奈央「和恵?」
芥川「(和恵ちゃん?心配しないで俺が……)」
和恵「ジロー!
走るのって楽しいんじゃなかったっけー!?」
芥川「!」
和恵「無理しなくってもいい!いつものジローでいいんだよ?勝ち負けが全てじゃない!!」
芥川「和恵ちゃん……」
和恵「ナンクルナイサーよ♪ジロー!樺地!」
芥川「俺…俺……」
和恵「今は無理だけど、また一緒に走ろう?楽しくさ!!」
和恵ちゃんと走った青い空の下
楽しくて 嬉しくて
いつまでも道が続いていればいいと思った。
それも今日で終わり。
でも……
キミはまた走ろうと言った。
たまに悪戯な風が吹くけれど
まるでキミみたいだねと笑って
どこまでも走っていきたい
俺達が 半年間走り続けたみたいに
青くて
楽しくて
ワクワクする道を!
芥川「うん!!俺うーっし♪」
『パァァン』
桃城「はぁぁあ!」
『パァァン』
樺地「ばぁぁあう!」
『パァァン』
海堂「うらぁあ!!」
『パァァン』