68.風の悪戯
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海堂「おい桃城!」
『パァァン』
海堂「なっスネイクだと!?」
海堂に得意技ブーメランスネイクを煽って打たせ、それをそっくりブーメランで返す!
驚き、そして屈辱。
あの時、俺は自分の培ってきたテニス人生を根底から覆されてしまった。
海堂「(チクショー!)」
桃城「ハァ…ハァ…」
『タタタタタタ』
『パァァン』
海堂「!」
不二「桃城は海堂の辛さを一番知ってるんだ。ライバルだからこそ」
桃城「(辛ぇよなマムシ!だが……)
テメーで這い上がってこい!
待ってっからよ!」
海堂「(桃城!)」
「俺はこいつだけには負けられねーッスよ!!」
「その言葉そっくりそのまま返すぜ!!」
「使え」
「一人でカッコつけやがってタコが!」
「汚ねぇバンダナだが無えよりマシか」
「頼むぜマムシ♪」
「わかってる」
「桃城プレゼントだ取っとけ」
「悪ぃな海堂……さあこっからだぜ!」
海堂「諦めるな」
桃城「マムシ……」
海堂「先輩達に習っただろ。俺達が引き継がなくてどうする!?」
俺達が先輩に教わったのは、決して諦めないという強い信念。
桃城「そうだな!俺達が引っ張って行くんだもんな!次の青学を!行くぜ!!」
『パァァン』
芥川「………」
『パァァン』
海堂「うぉぉ!!」
『パシュッ』
芥川「………」
『タタタタタタ』
芥川「!」
和恵「(ジローもしかして!)」
芥川「(足が重い!)」
『ゲーム青学5ー4』
宍戸「ジローの様子おかしくねぇか!?」
真由美「う、うん……どうしたんだろう」
奈央「あ、これって……」
恵利華「?」
奈央「恵利華と真由美はテニスしかしとらんけぇ、わからんのも無理ない。」
真由美「?」
和恵「走る上で、中距離より長距離より1番疲労するのが、ダッシュとストップの繰り返し。」
跡部「なるほどな。ジローは今まで和恵と楽しみながらただ走ってきた。走り続ける事は体に染み付いたが」
忍足「ダッシュして止まって、またダッシュしての繰り返しに、筋肉がついてこおへんねんな。」
奈央「瞬発系のスポーツバスケや陸上の短距離がよく練習してるけぇ」
恵利華「奈央はバスケもしてたもんね!でも、体力ついたと思ったのに樺地くんまで……あ!」
跡部「まんまとハメられてたようだな。海堂に。そして今はジローまでも」
真由美「このまま走り続けてたら、危険かも」
恵利華「危険?」
真由美「うん。芥川くん、疲れて走るフォームというより膝を酷使してる。成長期の子がスポーツなどで膝を酷使すると、オスグッド病というひざ関節の病気が起こることもあるの」
日吉「オ、オズグッド病……」
榊「(やはり真由美の知識は大学生並だな)」
奈央「さすが医者の卵!」
和恵「(ジロー、苦しそう)」