68.風の悪戯
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
芥川「………」
『パァァン』
鳳「芥川さんどうしたんでしょうか。急に真剣な顔に……」
宍戸「いつものジローらしくねぇな」
奈央「そうじゃね。いつもの楽しんでするテニスとは違う……もしかして」
鳳「?」
奈央「ジロー、氷帝勝利の為に自分のプレイスタイルを捨てたんじゃないかな」
「「なっ!」」
恵利華「あと、先輩だからなんとかしなくちゃって思いもあるだろうしね。」
奈央「恵利華!」
恵利華「ただいま」
跡部「(ジロー)」
忍足「………」
真由美「凄いね」
いつの間にか帰ってきた4人も加わり、緊迫した雰囲気に包まれた氷帝一同。
芥川「………」
『パァァン』
『パァァン』
和恵「………」
樺地「ハァ…ハァハァ……」
『パァァン』
桃城「てやぁ!」
『パァァン』
樺地「ハァァ!」
芥川「(樺地しんどそう)」
俺は、試合になるといつもワクワクして、技術がどうとか戦術がどうとか
ちっとも考えてなかった。
『楽しい』
ただそれだけだった俺のテニス。
でも今は……
和恵「あの優勝旗うちらのと似てると思って」
勝ちたい!!
楽しさを捨ててもいい
勝って喜ばしてあげたい!!
和恵ちゃんの笑った顔が好きなんだ。
だから……
今は一球一球集中しよう!!
絶対決めさせない!!
俺が全部とる!!
だって俺……先輩だC!
樺地「(芥川さん!)」
『タタタタタタ』
芥川「はっ!」
俺が……
あの旗を!!
『ゲーム氷帝3ー3』
芥川「(右!)」
『タタタタタタ』
海堂「おらぁ!!」
『シュッ』
芥川「(左!)」
『タタタタタタ』
『パァァン』
甲斐「あいひゃー!あの金髪、急に静かになってどうしたんばぁ?」
木手「極限に集中力を高めてますね。あれほどまでに高めるのは至難の技。よほど勝ちに拘ってるようですね。」
和恵「………」
平古場「(和恵複雑な表情してるやっし)」
和恵「(ジロー)」
自分のプレイスタイルを変えるのって辛い、よね
うち、恵利華や真由美みたいにテニスの経験少ないから、アドバイス出来ないし
奈央みたいにデータの研究してないから、球筋もわからないし
ジローと樺地に何がしてあげられる?
『ゲーム氷帝4ー3』
和恵「よしっ!」
芥川「………」
樺地「ハァ…ハァ…」
ジロー、さっきから黙ったまんまだ。
見たことない表情
桃城「くそっ!」