07.新たな出会い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【病院】
恵利華「ねぇ、幸村くん?」
幸村「何だい?」
日が暮れかかっている病院内。
恵利華は幸村の病室に来ていた。
恵利華「病院って……寂しいね」
幸村「恵利華さんは寂しいの?」
恵利華「……恵利華でいいよ?」
幸村「ありがとう、恵利華。……少し照れるな。俺も名前で構わな「幸村部長ー!」………え?」
切原「幸村部長お見舞いにきたっ………!」
恵利華「………。」
無言で目があった2人と、ぞろぞろと病室に入ってくるレギュラー陣。
「「「…………。
(姫だ…!!)」」」
恵利華「初めまして、氷帝学園中等部3年の恵利華と申します。」
切原「こここんにちはっス」
真田「まるで人形のような顔だな」
桑原「何を真顔で…」
恵利華「ふふっ!じゃあ、幸村くん私、部屋に戻るから」
幸村「わかった。今度は俺が病室に行くから」
『スタスタスタ……』
幸村「……今日はどうしたの?」
真田「いや、久しく見舞いにきてないと思ってな」
切原「仁王先輩仁王先輩!見ましたか!?氷帝の姫!和恵さんをみた時も、ヤバいって思ったんスけど、氷帝って可愛い女の子多いっスよね」
仁王「あの4人が特別なんじゃろ。黒髪の女……和恵って言ったか?」
丸井「顔に関しては文句なしだろぃ!……ジャッカル、何ボケーッとしてるんだよ?」
桑原「あ……いや(真由美…可愛かったな)」
柳「…………。気にするな、精市」
真田「全く、たるんどる」
幸村「ふふっ、いいよ。」
仁王「幸村、お前に和恵を見せたかったぜよ。」
幸村「和恵?(誰だろう)」
桑原「顔だけで決めるなよ。真由美だってなぁ、俺に……笑いかけてくれたんだよ」
幸村「……?」
柳「それを言うなら奈央の明るい笑顔は地球を救う」
「「「え!?」」」
柳「…すまない。今のは忘れてくれ」
柳の発言にみんなが目を見開き、またしても仁王が何かメモに書き込んでいた。
奈央「ヘックシュ」
マンションに戻った3人。
途端に大きなくしゃみをする奈央に驚く2人。
和恵「ちょっと!新種のインフルエンザじゃね?」
真由美「え?くしゃみだけぶしゅ………」
和恵「アハハハハ!何今のくしゃみ」
真由美「は、話してる途中だったから!」
奈央「けぶしゅ……と」
真由美「データに取るなぁ」
和恵「2人共、風邪ならうちに移すな」
ただでさえ風邪ひきやすいのに…と和恵。
奈央「風邪じゃないような気がするんじゃけどねー!」
真由美「真由美もめったに風邪ひかないよ~?」
和恵「あー、じゃあ噂してるんじゃない?ジャックル辺りが」
真由美「……ジャッカルね」
和恵「そうそれ」
真由美「それって…」
和恵「ああゆうタイプは、ちょっと笑いかけてもらっただけでも勘違いすんだって!もう好かれてるかもよ~」
和恵は他人事に敏感である。
真由美「そんな単純じゃないでしょ~。それに、ジャッカルに笑いかけたわけじゃないよ?」
きっと彼は今頃、真由美と奈央のようにくしゃみをしているだろう。
奈央「そういや、恵利華……寂しいじゃろーな。…………ん!?」
真由美「絶対寂しいよね。って、奈央どうしたの?」
奈央「明日って恵利華の誕生日じゃけぇぇえ!俺とした事が!!!」
和恵「また“俺”になってるよ?直すんじゃなかったの~?」
奈央「俺に指図するんじゃないけぇ」
和恵「それどこかで聞いた。……あ、病院寂しいしさ!みんなで0時に電話かけるってどう?」
奈央「お!和恵、いいアイデ「恵利華が0時まで起きてると思う?」思わん!」
うーんと考える奈央。
時刻は夜の10時になった。