65.夜明けと友と
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【試合会場】
奈央「はぁああ!?越前リョーマがいないぃ!?」
会場に着いて恵利華の指示で青学側のベンチに座った氷帝メンバー。
途端、青学陣から聞いた驚くべき事実。
和恵「いつもの寝坊とか?」
竜崎「それが今さっき連絡があって越前は軽井沢にいるそうじゃ」
「「軽井沢―っ!?」」
竜崎「電車のトラブルで帰って来れないらしい。越前抜きで準決勝を」
恵利華「景吾くん、言ったよね?リョーマくんに決勝まで上がってこいって」
竜崎「恵利華……」
恵利華「決勝じゃなくて、軽井沢で待ってるかもよ?」
桃城「お、俺探しに」
跡部「ついて来い桃城!」
桃城「跡部さん」
奈央「ウチ、ヘリ乗りたい」
和恵「これだから庶民は」
横にいる平古場や甲斐まで乗りたいと騒ぎ出し、召集がつかなくなった。
跡部「ったく。忍足と」
恵利華「真由美」
真由美「!」
恵利華「お願いね」
真由美「あ、うん」
奈央「恵利華、ウチだって飛べる気がしてきた」
恵利華「また今度ね!」
この2人には居てもらわないといけないんだといった様子の恵利華。
奈央「ちぇ~亮、帽子貸して」
宍戸「ほらよ」
和恵「暑いー」
鳳「アイス買ってきます」
『タタタタタタタ』
真由美「(恵利華が居た方がいいなぁ)わかった」
跡部「行くぞ真由美」
真由美「うん」
大石「桃ーっ!頼んだぞ!!」
恵利華「(あの3人は大丈夫後は)」
この試合観て、どう反応するか
和恵「おぉー!試合始まったぁ!」
鳳「和恵さん、お待たせしました」
和恵「おぉーサンクス」
メンバー表が出て、ざわつく試合会場。
芝「い、いきなりこの2人の対戦ですか」
井上「いったいどちらが強いのかこの3年間誰もが待ち望んでいた対戦」
奈央「手塚VS真田なんて…へへっ、なんて好カードなんじゃ」
横にいる恵利華の目が輝いていた。
『パァァン』
奈央「ねー恵利華ってさ~」
恵利華「?」
奈央「『手塚ゾーン』できる?」
恵利華「まぁ遊び程度なら」
日吉「恵利華さん、昨日貴女手塚ゾーンをやって部長を怒らしてたじゃないですか」
恵利華「似たような事をしただけよ。それより、ダブルスはどうだった?」
奈央「見てのお楽しみじゃけぇ♪」
和恵「ねー♪」
恵利華「(何かあったね)楽しみにしてるよ!」
手塚と真田の試合が進みにつれ、口数が減ってきたメンバー。
しかし
前みたいに不安に駆られている者はいなかった。
『バリバリバリ』
忍足「せやかて何であの1年、長野県の軽井沢におるんや?」
真由美「特訓じゃないかな?」
桃城「えぇ!?特訓!?」
真由美「恵利華を誘ってたみたいだから。何となくだけど」
跡部「まぁ真由美の読みは十中八九当たってると思うぜ?」
真由美「『天衣無縫の極み』の為かな?」
忍足「『天衣無縫の極み』か。昨日姫さんがなぁ?跡部」
跡部「あぁ」
『青学の手塚、1ゲームを返してゲームカウント1ー4』
桃城「おおーっさすが部長!」
忍足「あの真田が相手やろ」
真由美「………」
忍足「まさか」
跡部「あぁ。再び自らの腕を犠牲にしてな。」
桃城「そんな!」
真由美「手塚ゾーンを超える6割増しの回転をかけて、ね。」
跡部「昔ヤツが言っていた不可能だとな」
桃城「当たり前じゃないっスか!!手塚ゾーンだって不自然にかなりの回転を……」
そんな事していたら、腕に掛かる負担も尋常じゃ無いハズ。
跡部「急ぐぞ!」
真由美「そうだね!」