64.夜のテニスコート
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
真由美「あれ、恵利華……ラケット……」
夜のテニスコートにやってきた恵利華の手にはラケットが。
「ストップー!筋肉がまだ回復してないからー!」
「あら、お肉たくさん食べたのに」
「恵利華さん、貴女アホなんですか?そんなにすぐ修復しませんよ」
「あ、アホじゃないもん!」
恵利華について行く真由美の追いかけた先には日吉もいて、楽しそうな声が響き渡る。
「跡部部長はそんなとこも良いなんて思ってるんですか?」
「あん?可愛いじゃねーの」
「貴方もアホですね」
「ピヨも止めてー!!」
「この人達は止まりませんよ、テニスバカなんですから」
「侑ちゃん達もひゃっ」
「ちょっと跡部部長!公共の場で恵利華さん抱きしめるのやめてもらってもいいですか?」
「確かに侑士くん達もひゃ!跡部、引っ張らないでー!」
「ほら、さっさと試合するぜ?」
「し、試合になってる!?ちょっとー!私も混ぜて!!」
「真由美さんもアホですね」
それぞれがコートに散らばり、打ち合いが始まった。
向日と忍足は
忍足「ずっと気付かんフリをしてた」
向日「侑士?」
忍足「岳人は親友や。良い奴やし、上手くいけばいいと思ってた。けど」
向日「……」
忍足「あの子が笑う度自分の気持ちが、コントロールできん。奈央ちゃんの言葉に、認めてしまう自分がおった。だから……」
向日「……」
忍足「だから、岳人の応援はできん」
向日「……そっか。俺達親友だろ?だったら」
忍足「……」
向日「せめて俺の前では心閉ざすなよな!!」
忍足「……岳人」
向日「言っとくけど!負けねーからな!譲る気もねぇ!」
忍足「ほんま自分は真っ直ぐやな。せやけど」
スタスタと歩いていく忍足。
真由美「?あ、侑士くん、話終わっ…ひゃあ!」
グイッと肩を組む忍足に、真由美はパニックだ。
忍足「俺も混ぜてくれるか?天ちゃん」
真由美「ははははい!」
跡部と恵利華は面白がり、日吉は呆れ、向日は慌てて止めに入る。
夜の賑わいはまだ続いていた。
To be continued......