64.夜のテニスコート
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64.夜のテニスコート
和恵「離れないって……」
温泉で2人は鉢合わせ、側を離れないと言う平古場。
和恵は1歩1歩と後ろに下がる。
平古場「和恵……」
和恵「こ…これ以上は……っ」
近付かないでと言おうとしたが、背中が岩に当たりハッとしてしまう。
平古場「和恵、わん……」
『バシャバシャ』
平古場「わわ!ぬーがよ!?」
和恵「へ……?…あ……」
2人で勢いよく飛んできた水の出先をみる。
芥川「和恵ちゃんに何してるの?」
平古場「やぁー……」
いつにも増して真剣な表情をする芥川に言葉が出ない。
和恵「ジロー、いつからそこに……」
芥川「岩陰で寝てた。それより、和恵ちゃんの嫌がる事したら、承知しないよ」
平古場「……わぁーたわぁーた。ゴーヤーだけはマジ勘弁」
芥川「?(ゴーヤー?)」
少し離れた平古場にホッと一安心の和恵。
和恵「(どうしてみんなが部屋の風呂で済ますのかよくわかった……)」
風呂入ったのに余計に疲れた和恵だった。
芥川「……ふう」
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奈央「忍足がウチを指名するなんて珍しい」
忍足「光栄か?」
奈央「それは……どうじゃろねぇ」
ぐっと力を入れて肩を押した。
忍足「やっぱり奈央ちゃんは力強いな。」
この力の強さを求めてたんや、と忍足。
奈央「なーに言ってるんだか。真由美のマッサージはこんなもんじゃないよ」
忍足「…………え、絶対奈央ちゃんの方が力強いやん」
ズビシッ!っとチョップが飛んできた。