63.変わらない思い
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奈央「長太郎!次の試合までランニング!次!!」
日吉「ハァハァ…はい!」
もう何度も『無我の境地』を出し、副作用どころではなくなった日吉の体。
日吉「うっ…(体が言うこと利かない)」
奈央「(来たね。副作用の波が)」
和恵「(今が1番しんどいはず)……奈央」
日吉「(この試合勝たないと……ヤバい!次はない)」
体の事を思い、試合を決めようとする日吉。
その時……
奈央「うん。わかってるけん。…………和恵のことは。」
日吉「なっ!ハァ、ハァハァ…」
その時、何かを待っていたかのように
和恵「いきますか。『同調』」
また同じ時を刻み始めた2人。
日吉「っ!」
宍戸「嘘だ……ろ」
鳳「そんな……」
絶望的な顔をする3人。
恵利華「強くさせたいという気持ちが……再び時を刻み始めたか。」
日吉「恵利華さん……!ハァ…ハァ貴女…し、試合はーー!」
『パァァン』
和恵「………。」
よそ見をするなと言わんばかりの和恵の顔。
日吉「(嘘だろ!?跡部部長と忍足先輩が…………倒れてる!?)」
『パァァン』
恵利華「あ……」
『同調』を解いた2人。
奈央「日吉……ウチらを舐めてるの!?」
和恵「恵利華、しばらく邪魔」
恵利華「……みたいだね。でも暴れるのはあと10分。私は退散するよ。 Dコート!まだ真由美帰ってないよ!?続けて!」
「「はい!」」
和恵「奈央」
奈央「おう」
『ドクン ドクン ドクン』
日吉「く、くそっ!!」
こうしてまた試合が再開された。
真由美「みんなーっご飯だよーー!!」
その声で歓声が湧くかと思ったが
奈央「お腹すいたーっ!」
和恵「遅すぎ~」
2人しか口を開ける者がいなかった。
【食堂】
真由美「お残しは許しませんっ!」
どうやらかなりお腹が減っていた部員達。
奈央「あ~もうウチ死ぬかと思った~」
日吉「え?(なんだ……2人とも疲れてたのか。)」
和恵「腹減りすぎて~」
宍戸「(そっちかよ…!)」
鳳「(俺死ぬかと思いましたよさっきの練習)」
向日「俺……もう腕上がらねー」
芥川「話すのも疲れるC~……」
樺地「……」
木手「情けないですね。それくらい」
向日「お前らダブルスだったろ!?」
忍足「岳人、元気そうやな」
恵利華「メニュー増やそうか?」
向日「な…!」
ブンブンと首を横に振る向日。
真由美「跡部、試合……どうだった?」
跡部「………」