07.新たな出会い
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【病院】
恵利華「……暇」
病院の夜は長い。
しかも……
恵利華「携帯しか……ない。……はぁ」
鏡を取り出し、自分自身を見つめる。
恵利華「………。」
腫れている左の頬を確認すると目を逸らした。
恵利華「(部長も……こんな気持ちだったのかな…?)」
『トントン』
恵利華「…はい?(こんな遅くにお客さん…?)」
『ガチャ』
恵利華「……貴女は…?」
「ふふっ!私は担当ナースの東城です」
恵利華「東城……?あ……初めまして、恵利華と申します」
東城「随分礼儀正しいのね!」
恵利華「あの、面会時間はとっくに……」
東城「ナースに面会時間もないのよ」
恵利華「は……はぁ(何か用なのかな……)」
東城「恵利華ちゃん」
恵利華「…なんでしょう?」
東城「貴女、病院中の噂の的よ!可愛くてスタイル良いからっ」
恵利華「ありがとうございます」
東城「(反応薄いな~)あ、昨日の美形2人は彼氏?」
恵利華「違います」
東城「ふーん…。じゃあ昨日の夜中の2時まで、楽しそうに電話してたのは誰だったのかな~?」
恵利華「な……聞いて…」
東城「跡部くんって言ってたよね」
恵利華「……はい」
東城「そんなに怖い顔しないで!……あ、恵利華ちゃんに会わせたい人がいるんだ!」
恵利華「会わせたい…人?」
東城「うん!テニス、したいんでしょ?」
恵利華「会わせたい人と…私がテニスしたいのって関係が?」
東城「その子もテニス部なの!しかも部長!」
恵利華「部長……」
東城「ここに居ても暇だし……ねっ?」
恵利華「(会うくらいなら……いっか)」
そして東城は恵利華の部屋から出て行った。
【氷帝学園中等部】
綺麗な校舎に、美しいベルが鳴り響く。
和恵「よっしゃっ行くぜ立海!!」
授業が終わり、羽を伸ばす和恵。
ダダダと玄関に向かって走り出した。
宍戸「和恵の奴……どーしたんだ?」
忍足「さあ…?」