61.一球勝負
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向日「あのさ」
帰り道、2人並んで歩いていると向日が口を開いた。すると俺も話あるねん、と忍足。
忍足「岳人、真由美ちゃんと出掛けたってな」
向日「っ!?なんで知って……」
忍足「嬉しそうに言うてたからな。『岳人に選んでもらった』って」
向日「嬉しそう……」
忍足「少なくとも花は飛んでたな」
向日「………」
あの日からずっと考えていた。
真由美は凄く頑張り屋で、優しくて、気が利いて、強い。
何より笑顔が可愛くて……何度も胸が跳ねる音がした。けど
「こっちの服は恵利華っぽくかな?」
「そーか?侑士が好きそうだからなー」
「これにする。」
「即答だな。」
振り返ると会話に気付かされる。
真由美は侑士が好きなのかな?なんて思った。
向日「それは違う……と、思う」
その感情は侑士と出掛けられるからで、自分へのではない
忍足「なんや自信ないなぁ。頑張ったらええやん。」
向日「え……?」
忍足「真由美ちゃん可愛いし、ファンの子とか多くて一筋縄じゃいかんと思うけど……」
向日「それは……侑士がいるからで…」
少し離れた時もあったけど、あの日から……ダブルスの試合の後からはいつも一緒に居ただろ……?
忍足「岳人が冷静に対処できんから、手を貸してるねん」
向日「俺には……そうは見れなかったけど……」
忍足「どう見えようが、本人が口から説明してんねんから。まぁ岳人の口から聞けて良かった。応援しとるで?」
向日「…………」
To be continued......
2018.03.16