真由美「恵利華……今のって……」


恵利華「無我の奥の究極の扉」


真由美「究極の……ねぇ恵利華、美並部長と試合した時……」


恵利華「あれは違うよ。それより……」


今の打球　照明も落ちる中、
私達の中で一体何人返せただろう。


きっと　景吾くんでさえ返せない。


奈央「この後の試合、どうなるんじゃろね」


和恵「まず照明の撤去だね。」


真由美「時間かかるね。本部からのお知らせがあると思うよ。」


恵利華「ねぇ、ちょっと相談があるんだけど。」


真由美「相談……？」


『皆様にお知らせ致します。』


向日「は？お知らせ？」


『只今の照明落下で、大変お騒がせ致しました。』


和恵「（照明落下より、今の一球勝負の方がお騒がせだっつーの。）」


『本部で話し合った結果、本日行われる筈だった青学VS立海の試合は、照明落下により、3日後に行う事とします。』


和恵「3日後！」


『決勝戦は4日後に行われます。』


奈央「4日後、か。」


恵利華「真由美、奈央、和恵、ちょっと来て？」


「「！」」





忍足「手塚がシングルス託したわけやな。」


鳳「3日で、どれ程成長するのでしょうか」


日吉「くっ！」


跡部「お前ら、話がある。」


宍戸「あ？話？」


榊「……。」







恵利華「ねぇ、3日間無茶するけど大丈夫？」


真由美「それくらいしないと勝てない……よね。意義なし」


奈央「ウチもなんでもやる！」


和恵「うちだって！あ、比嘉中帰っちゃうね。ちょっと電話してくる！」


恵利華「見送り行くんだったわね」


和恵「うん。けど、まぁ4人力を合わせなきゃダメなのわかるから……ウチ、凛に電話してくるねっ」

『タタタタタタタ……』


恵利華「（あ、比嘉中）」


真由美「で、具体的に何するの？試合？」


恵利華「奈央、うちの食料どれくらい残ってる？」


奈央「2週間分くらいかな？」


恵利華「私の部屋で4人寝たら、あとの部屋でみんな寝れるかな？」


真由美「え？そりゃレギュラーくらいなら寝れるけど……ってえ？う、うちで寝るの……！？」


奈央「真由美、何赤くなっとるんじゃ。」


真由美「え、あ……だ、だって！お風呂とか……」


恵利華「じゃあいいか。うちテニスコートもあるしね。」


奈央「あるしねって（お風呂のくだりはスルーか）」


恵利華「うん。合宿しよう。」


「「えぇっ！？」」