60.黄金バナナペア
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和恵「ねぇ…」
恵利華「どうしたの?」
和恵「うちよくわかんないけどさ、奈央によると『波動球』って試合中に1回だけじゃなかった?腕痛めるからさ。今、何回打った?」
奈央「12回」
真由美「もうやめた方が……」
石田「ワシに『波動球』は効かんと言ったやろ。」
『ゲーム四天宝寺3-0』
S2が始まったが『波動球』を使う石田の兄。
弟を遥かに凌ぐパワーの持ち主で、百八式まであるという。
和恵「河村は『波動球』を試合中打つ数限られてるのに、石田は百八回も打てるの?それも河村の『波動球』の何倍ものパワーで……」
奈央「百八式だからそれ以上も……」
樺地「……」
真由美「どうやったら闘えるんだろう……」
恵利華「パワーは、技術力でカバーできるよ」
真由美「(!だから恵利華は樺地とラリーできるんだ)」
跡部「だが、河村に技術力はねぇ。」
樺地「技術力……」
恵利華「どうやら、長所であるパワーだけを伸ばしてきたようだね。相手がパワープレイヤーじゃなければそれなりに有利だと思うよ?でも、見えるよね?景吾くんなら。」
跡部「あぁ。(もたねぇな。)」
ベンチに下がる河村。
和恵「うっわー……テーピングぐるぐる~」
真由美「(あの巻き方より……)」
何かが脳裏に浮かんだ真由美
すると、気付いた和恵が真由美の肩を叩いた。
和恵「真由美の出番じゃね?」
真由美「でも……」
いいのかな?と真由美
奈央「行ってきんちゃい」
真由美「うん!」
真由美「ちょっと失礼します」
竜崎「な、なんじゃお前さん」
真由美「この巻き方よりもこっちの方が負担が少ないです。任せて貰えませんか?」
河村「真由美ちゃん……」
向日「真由美のやつ、敵なのに何してんだ」
忍足「せやなぁ。どこまで天使なんやあの子は」
向日「ゆ、侑士……」
そう言いながらも目を細める忍足に、目が離せない向日。
向日「あー……あのさ、侑士」
何となくあの日から気まずい2人。
忍足「ん?」
向日「真由美と試合観に行ったって……」
どっちが誘ったなんて聞けない。
忍足「岳人、シングルスも出来るねんな」
向日「侑士こそ!」
忍足「あほ、俺はどっちでもいける」
向日「俺だって負けねーって!!」
はははと笑い合う2人。
奈央「(2人が気まずいからあえてシングルスに?)」
和恵「(監督も考えてるんだな)」
真由美「できました」
竜崎「すまんかったのう。」
真由美「いえいえ!」
河村「ありがとう、真由美ちゃん!頑張るよ!」
真由美「無理はしないでねι」
越前「お節介」
真由美「えっ!」