『ザ・ベスト・オブ・マッチ青学サービスプレイ！』



河村「オラオラ行くぜ！沖縄！燃えるぜっ！バーニング」


「出たぁーっ河村先輩のバーニングサーブ！」


小日向「（隆さん、凄いっ）」


平古場「おお、いいじゃんそのサーブ！………………！」


木手「（やりなさい…平古場クン）」


平古場「（ちぇっやんのかよ）………。まあゴーヤくわされたくねーしな！」


『バコーン』


奈央「不二の顔面直撃コース！？」

和恵「えぇっ！？」


不二「くっ…」

『ポーン』


真由美「ロブ…！」


平古場「へえーやるじゃん。」


『ドカッ』


不二「！」


大石「竜崎先生ぇ――――っ！」


「六角のオジイが救急車で――」



和恵「り――んっ！！」


平古場「和恵」


河村「おおお―っグレイトォォオオ―ッ！（もうこれ以上犠牲者はゴメンだよ――）」


皆揃って　この全国で　悔いの無い試合を　最後のテニスを


『ガラガラガシャーン』


桃城「タカさ――ん！」


竜崎先生をかばい、ベンチに直撃した河村。


和恵「………。」


平古場「和恵…なんで……」


和恵「（これが…凛のテニス…？）」


河村「大丈夫！任せときなってなモンキー！ストローング！」


和恵「………。」


立ち尽くし、コートを見つめる和恵。


平古場「……！（だから集中できんっていうたきに…和恵…）」


不二「これがキミ達のテニスなのかい？」


平古場「……だったら？」


不二「だったら絶対に負ける訳にはいかない！」


平古場「へぇー…やって貰おうさぁ」


うち、ちょっと散歩してくると席を立つ和恵を誰も止めることが出来なかった。



奈央「誰が悪いんじゃろな」


向日「は？平古場じゃねーの？」

鳳「和恵さん…大丈夫ですかね」


真由美「テニスは人を傷つけるスポーツじゃないよ」


宍戸「監督のやつ…なにも言わねーのかよ！」


跡部「木手も…落ちたものだな。」


奈央「…監督が悪いんじゃろな」


榊「全くだ。」



「「（居たのか）」」



榊「いや、気になってな。」


忍足「あの監督…なんて名前や？」


榊「早乙女晴美だ。」


奈央「憎らしい程乙女じゃないけん。顔が。」


早乙女「ハハ悪いこたぁ言わねぇ。怪我する前に失せなよバアさん。」


奈央「……言動も。」


早乙女「ウチの連中はノーコンでな！ワッハッハッ」


奈央「ちょ「早乙女！貴様は顧問失格だな」ちょ…どうしたの？監督…」

竜崎「榊…」


榊「お前は生徒をなんだと思ってるんだ」


竜崎「そうだね。それに、ノーコンを育ててるお前さんのレベルもしれてるわい！」


早乙女「なんだと…クソババア。六角のジジイの様にしてやろーか」

『ガッ』


竜崎「！？」