58.全国大会開幕
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『ポーン…ポーン……スッ……』
奈央「あ、あれはツイストサーブ」
越前との試合で受けたことのあるサーブだ。
田仁志「(ニッ)」
和恵「なにあのステップ!?」
忍足「キャリオカステップ.……人は見た目によらんっちゅーことや」
田仁志「かってんぐゎ―っ」
向日「ウソだろあいつ」
「「はいでぇーっ!!」」
田仁志「しみぃてぃいちゅんどぉ―!」
『ギュルルルル……』
田仁志「!?」
日吉「な…なんだあれは」
恵利華「……(イレギュラーバウンド反応が遅いと返せないよね、あれは。)」
奈央「まだ何か隠してるね。右手で打ってるし。それに…これで田仁志は前に出れんけぇ。」
『ゲーム越前1-0』
恵利華「おや…?」
田仁志「ぬぉぉぉおおっビッグバン!」
真由美「体重を生かして威力上がってるね」
越前「(速い…!)」
『ガシャァァン』
越前「(そして重い…!)」
田仁志「一撃必殺サーブ……ビッグバン!」
奈央「あれがある限り、サービスゲームはキープし続けるのか、田仁志は。」
和恵「巨体なのに」
真由美「和恵……」
桃城「…見ろ越前の位置を!」
河村「打球の威力が弱まる後ろに下がって返す気だ!」
恵利華「ビッグバン……まぁ普通に返したら手首痛めるよね」
和恵「うちはパス。腕もげそー」
『田仁志7-7』
恵利華「ふふふっ」
向日「ど…どうしたんだよ?」
タイブレークに突入し、恵利華は何だか笑いが止まらない。
恵利華「いつまで演技してるのかな?ね、景吾くん」
そしてそれは跡部も同じだった。
跡部「あぁ。役者になれるぜ。越前よぉ」
越前「黙っててくれない?サル山の大将さんと姫さん。」
恵利華「ふふっ、まだまだだね」
越前「(にゃろー)」
向日「演技ってなんだよ?」
忍足「観てたらわかるわ。」
向日「………?」
「はいでぇーっさすがビッグバン!未だ威力衰えず!!」
木手「未だ威力衰えず…?(タイブレークまで40分以上打ち続け、威力が衰えないハズは無いが……)」
恵利華「あら…?気付いたみたい。」
跡部「ハッ、まんまとやられたな」
田仁志「消し飛べぇ!チビ!」
『ドゴォォ』
木手「田仁志クン気を付けろー!!」
キミのビッグバンの威力は……もうとっくに衰えているんだ!
越前「はぁぁああ!」
『バコーン』
『越前8-7』
甲斐「バカな…」
不二「ボク等も、罠にはめられたみたいだね。」
奈央「まさか……今までわざとラケットを弾かれ、威力が落ちてないと思わせといて、完璧に返せる時を狙ったの…?」
越前「あのさぁ、バレるところだったじゃん。アンタたち少し黙っててくれない?」
恵利華「タイブレークまで持ち越すからだよ。暑いんだよね。」
越前「はぁ…まぁ…いーけど。さぁ、決めるよ」
田仁志「………!」
木手「調子に乗りすぎましたねぇ…田仁志クン」
『パァァン』
越前「『COOLドライブ』」
田仁志「!?」
『ボコッ』
和恵「うわ、顔面直撃……」
『ゲームセットウォンバイ越前7-6』
恵利華「(また成長したみたいだね。越前くん)」
To be continued......