06.氷帝四天王誕生
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忍足「わざわざ神奈川の病院に移さんでもよかったんちゃうか?お嬢さんらも心配やろうし…」
跡部「…………。」
ベッドで横になる恵利華の横に腰をかける跡部と忍足。
恵利華「すぅ………すぅ……」
額に包帯が巻かれた恵利華は、気持ちよさそうに眠っていた。
忍足「…はぁ。自分、まさか姫さんに惚れたんか?日本で1.2を争う病院に連れてきて…」
跡部「……なんだ忍足、姫さんってのは」
忍足「知らんのか?恵利華ちゃん、氷帝の姫て呼ばれとるのを。それだけ注目浴びとるんや、女の子の反感買ってもおかしくはないやろ?それに……」
跡部「なんだ?言ってみろ」
忍足「知らんかった……じゃ済まされへんやろ。まぁ逆に知ってたら今日のは防げる事故やったけどな」
跡部「…………。」
恵利華「んっ……」
ゴロッと寝返りをうつ恵利華。
ゆっくりと目が開いた。
忍足「おはようさん」
恵利華「…ここは…?」
忍足「病院や」
恵利華「病院……?痛……っ」
忍足「無茶しなや。頭打っとるしな」
恵利華「頭……あ、そうですね……?あれ?あなた達は………?」
跡部「!?」
忍足「ひ…姫さん…!?」
恵利華「……あ、跡部くんと……忍足くん…」
忍足「びびった……記憶が飛んだのかと思ったわ」
恵利華「…だ…大丈夫、ごめん。随分、大きな病院だね」
忍足「ここ神奈川やねん、堪忍な。こんな遠いとこ……」
恵利華「か……神奈川…!?」
忍足「そらびっくりするわな。でも跡部は姫さんの事思って…………って姫さん!?」
タタタと窓に駆け出す恵利華。
恵利華「………。」
忍足「(どないしたんや?様子が…)おい、跡部、どこ行くねん」
跡部「夜、電話する」
恵利華「あ……うん」
そう言い、部屋を後にする跡部。
忍足「(なんやねんそれ)姫さん、ベッドに戻り」
恵利華「大丈夫よ、私は」
忍足「1週間大人しくしときなんて言わんけどな、せめて今日は……「1週間!?」入院て知らんかったんか」
恵利華「入…院……」
忍足「せや。まぁ転校していろいろあったと思うし、これを機に少し休み」
恵利華「………。」
忍足「じゃあ俺もお暇するわな」
恵利華「ありがとう」
忍足「かまへんよ、ほなな」
『ガチャ』
恵利華「………。」