鳳「俺は好きでやってたわけですし…」


和恵「長太郎っ、ダブルスに先輩も後輩もないって言ったよ？それに…長太郎だって強くならなきゃ！もし足を引っ張るような事になったら、ナンクルナイサーじゃ済まないよ？」


鳳「俺…足引っ張りたくないです。でも…どうしたら…」


奈央「そういう時に先輩を頼りんちゃい」


宍戸「そうだぜ、長太郎！何かあったら言えよな！」


鳳「はい！ありがとうございます」


奈央「早速明日からね」


鳳「俺は…何が足りないのでしょうか？」


和恵「はっきりはわからんけど、絶対に勝ちたいですって想いは宍戸の方が強そう」

奈央「精神力と、あと技術力と体力は発展途上じゃね！」


鳳「そ…そんなに…」


奈央「まぁウチに任せて！メニュー作ってくるけん！」


鳳「ありがとうございます！」


宍戸「やっとお前に借りが返せるぜ。」


和恵「めんどくさいけど、うちも協力するよっ！」


鳳「せ……ぜんぱ…い」


宍戸「な…泣くなよ長太郎、激ダサだぜ！」


鳳「嬉しくて…」


きっと鳳は3年の3人達を目に焼き付けているのであろう。


奈央「これが仲間というものだな！」


和恵「仲間かー」


鳳「ありがとうございます」


奈央「礼なら全国大会で示してくれぃ！」


鳳「はい！」


和恵「暗くなってきたし帰ろっか！……あ」


和恵の携帯が鳴った。


和恵「！」


『明日、開会式だけどちょっと会えねぇ？』


和恵「（ブン太？）」






恵利華「あ、家の前......」


全国大会の事を話してたらあっと言う間に家の前に着いた。パタンと車のドアが開いた。


跡部「あれから、幸村と連絡は取っているのか？」


恵利華「特にはとってないけど……」


跡部「そうか」


恵利華が車から降りる。


恵利華「えっと、釣りの事だけど……」

跡部「！」


恵利華「全国大会優勝してからだから……」


タタタと足早にマンションへと戻って行った。


跡部「もちろんだ」




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真由美「それでね、和恵ったらまだ宿題やってなくて……」


忍足「そう言えば岳人も心配やわ。やってない気がする」


真由美「大丈夫だよ。向日くん案外しっかりしてるから心配ないよっ」


忍足「天ちゃんには岳人がしっかりしてみえるんか」


真由美「？うん。面倒見いいし、侑士くんと出掛ける時服のアドバイスしてくれたのも向日くんなの」


忍足「（やっぱりか……）岳人と2人で出かけたってどこに「あ、跡部の車」！」


真由美「恵利華帰ってきたみたい」


忍足「そうか。ほな……あ、天ちゃん」


真由美「どうしたの？」


忍足「全国大会終わったら……」


真由美「ふふっ、2人でダブルスも頑張ろうね侑士くん！」


忍足「…せやね」




To be continued......