57.全国に向けて
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奈央「亮!長太郎!顔貸して」
宍戸「公園でも行くか」
和恵「ブランコ!?」
鳳「ブランコ乗りましょう!」
宍戸「なんでだよ!?」
日吉「なんなんだあの人達は」
跡部「恵利華、樺地、帰るぞ」
忍足「なんか姫さん、跡部んちの子みたいになってるやん」
跡部「あーん?いずれそうなるんだからいいだろ別に」
「「(結婚宣言!?)」」
恵利華「え?私、引っ越す予定ないけど……?」
一斉に手を顔に当てる部員達。
日吉「(恵利華さん、天然すぎるだろ)」
日吉までもが跡部を哀れな目で見ていた。
真由美「みんな行っちゃった……」
向日「(真由美、1人か)あ、あの「真由美ちゃん、送るわ」!」
真由美「あ、でも近いから大丈夫だよ?マンションすぐそこだし……」
忍足「あの様子やと、姫さんも奈央ちゃんも和恵ちゃんもすぐには帰ってこんやろ?しばらく話し相手にでもと思ってな」
真由美「あ、ありがとう」
向日「(侑士?)」
こうして全国大会前の最後の部活が終わった。
奈央「ねぇ、チームの為に…自分が身を引くってできる?」
シーソーに乗っている奈央。
和恵「大石の事?難しい質問だね。大石はこれが最後の戦いなのに…」
和恵はブランコを大きく漕いでいた。
宍戸「いや…なんかさ、今ならわかるぜその気持ち」
反対のシーソーに乗る宍戸。
鳳「不思議ですね。…俺もです。きっと先輩方に出会わなければわからなかったと思います。」
滑り台の上に立つ鳳。
奈央「でも英二がすっごく悲しそうだっぎゃ!?」
がくんと奈央のシーソーが跳ねた。
宍戸「ってなんでシーソー乗ってんだよ!」
鳳「そう…ですよね。もし宍戸さんがそんなことになったら……ハッ!だ…大丈夫ですか?宍戸さん!俺のスカッド毎日素手で受け止めて…!」
滑り台の上から大きな声を出す鳳に、宍戸は冷ややかな視線を向けた。
和恵「まだそんな練習やってたの?」
宍戸「い…いいだろっ別に…!」
奈央「明日から、その練習止めね。もう亮は充分…。長太郎」
鳳「は…はい」
奈央「次は…長太郎の番だよ。」
鳳「え……俺の番…?」
宍戸「そうだな。今まで俺の練習ばっか付き合わせちまったしな。」
宍戸はシーソーを降りて、奈央がガクンと下に下がった。
奈央「いてててて」