57.全国に向けて
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次の日
榊「明日はいよいよ全国大会だ。くれぐれも怪我のないように。以上、行ってよし」
芥川「和恵ちゃん!ラリーしよう!」
和恵「ごめんジロー、うちシンクロが……」
奈央「和恵ー!」
和恵「はいはい(あー、昨日試合しすぎて体怠い)」
体力はあるが、相応に体に負担はかかっている和恵。
向日「真由美ー!ラリーしようぜ」
真由美「あ、うん調整ね!」
仲良くコートに向かう様子をじっと見る恵利華。
恵利華「侑ちゃん、いいの?」
忍足「かまへん。それより姫さんちょっと打たへん?跡部、日吉と打ちに行ったからええやろ?」
恵利華「構わないけど……(珍しい……)」
忍足「姫さん、試合ちゃうからな。調整やで?」
恵利華「……」
忍足「そんな不満そうな顔せんとってくれ」
こうして全国大会前の最後の練習が始まった。
奈央「あ”ー!!なんでシンクロできないんだ!!!」
鳳「なんでシンクロできないんでしょう宍戸さぁぁん!!?」
宍戸「お前らとりあえず落ち着けよ!」
和恵「(長太郎まで取り乱してるし……)」
何だか後がないダブルスの4人。
宍戸「シンクロっつーのは2人の気持ちが1つになるって事だろ?」
奈央「そうじゃ!ウチはこんなに和恵の事思っとるのに!!まさか……一方通行!!?」
和恵「え?今更?」
奈央「そんな!?」
宍戸「お前らよくシンクロできたな」
和恵「やっぱり奇跡なんだ!奈央と気持ちが通じ合うなんて」
奈央「ウチは諦めんー!和恵の事全部知りたいし!」
和恵「マジ勘弁だわ、それ……」
鳳「シンクロしたら宍戸さんの事が全部わかるんですか!?」
和恵「いや、ちょっとその発言は怪しいからやめて」
宍戸「ほんとなのか?それ?」
奈央「実際はテニスに必死でわかんなかった」
和恵「疲労とかはわかったけど」
それなら安心だと宍戸。
宍戸「でも実際に奈央の一方通行なとこはあるよな」
奈央「和恵!ウチに全てをさらけ出すんじゃ!」
和恵「嫌だし!」
鳳「宍戸さんもさらけ出してください!」
宍戸「あのなぁ……」