56.鬼と天使
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奈央「和恵ー!どうしたんじゃ!?」
和恵「っ、なんでもない!」
奈央「こういう時、シンクロしてたら何があったかわかるんじゃろか?」
和恵「それ絶対嫌ー!!」
わぁぁあ!とコートから出て行った和恵。
鳳「和恵さん!?」
奈央「和恵!」
またまたコートからの脱走者が現れた。
恵利華「どうしたのかしら?」
日吉「いつもはもう少し上手くサボるのに」
鳳「きっと何かあったんじゃないかな?」
日吉「まぁ和恵さん強いし大丈夫だろ」
鳳「心配だけど……」
宍戸「長太郎、練習するぞ!奈央や和恵に負けてられねぇからな」
鳳「は、はい(そうだ、あと3日しかない)」
そして鳳は行ってしまった。
奈央「日吉ー!ダブルス組んで亮達をやっつけにいこうぜー」
日吉「あの2人にダブルスは勝てる気しません。」
奈央「なっ!なんでじゃ!」
日吉「ずっとダブルス組んでる2人に比べてこの即席ペアですよ。」
奈央「フッ……どれだけ一緒にいるかじゃないけん。中身の問題よ」
日吉「中身ありますか?俺達に」
奈央「ひ……日吉の毒舌、今日は染みるぜ!」
日吉「……(全国前になって焦ってるのか?)」
和恵「(あー……奈央め、あいつ眩しすぎるんだよね)」
頭をわしゃわしゃ掻き、校舎をウロウロする。
和恵「(それにしてもブン太何の用事だったんだろう?)」
内容を開いた瞬間に携帯が壊れたので中身は読めていなかった。
和恵「(誰かに代わりに連絡とってもらう?真由美ならブン太の連絡先知ってそうだし……いや、でもなぁー)」
和恵はドアを開けた。
和恵「あ”ーーッ!」
忍足「和恵ちゃん?」
和恵「ぎゃ!!オッシー……保健室似合うね」
忍足「そんなに俺、病弱にみえるか?」
和恵「せ、先生の方」
忍足「和恵ちゃんには俺が老けてみえるんか……」
和恵「……(いや、うちだけじゃないと思うけど)」
忍足「何か言いたげやな」
和恵「別に」
うち、オッシーの方がシンクロできるんじゃね?って真由美が拗ねるか。
あいつ拗ねたら恵利華より面倒だしなー。
和恵「てか、オッシーがサボりなんて珍しいね」
忍足「いや、なんや集中できんくてな。和恵ちゃんは?」
和恵「うちは……うっ」
忍足「ジローか丸井となんかあったんか?」
和恵「シンクロ!?」
忍足「自分、ほんま顔に似合わずのキャラやな。何があったんや?俺でよかったら聞くで?」
忍足はベッドに腰をかけた。
和恵「う……」