06.氷帝四天王誕生
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【保健室】
奈央「………ん……」
宍戸「……気がついたのかよ」
奈央「俺……」
宍戸「気を失ってたんだよ、運んでる途中でな。どーりで重いと思ったぜ」
奈央「………。真由美と和恵は無事?」
宍戸「……あぁ。今、部室に居る」
奈央「よかっ「よくねーだろ!!」」
宍戸「自分1人で無茶しやがって……激ダサだぜ!!何で俺らに頼ねーんだよ!!?」
奈央「そういうつもりじゃ…もうすぐ都大会じゃろ?だから…」
宍戸「お前……」
奈央「じゃから……。あ!!!恵利華は!?恵利華はどこに…っ!?」
宍戸「今、跡部達が手分けして探してる。だから………って!!動くな!!」
奈央「嫌じゃ!!だって恵利華がっ…!!」
宍戸「バカ野郎!!お前が行ったってどーにもなんねぇんだよ!!ったく……大人しく寝とけ!!」
奈央「!?」
目を見開く奈央。
奈央「……頭に響くけぇ。」
宍戸「あ……わりぃ」
奈央「…………。(俺1人じゃったら……あんな奴ら…)」
『バンっ!!』
慌てて体育準備室の扉を開く跡部。
忍足「あ!跡部っ救急車や!!」
跡部「救急車だと!?恵利華は!?」
忍足「気ぃ……失っとる」
奥で怯える女子生徒達。
日吉「え……恵利華先輩……お前ら……」
忍足「樺地!!日吉押さえとけ!」
樺地「…ウス」
忍足「お嬢さん…ちょっと失礼するで………………………腹部打撲…この吐血は…………口切ったんやな……。……………あとは………顔の打撲………か。みんな大丈夫や。そないに大したことあれへん」
救急車に乗り込む跡部と忍足。
日吉はただ女子生徒を睨み続けていた。
【部室】
真由美「どうしよう…っ恵利華に何かあったら……」
向日「真由美落ち着けよ!大丈夫だって」
和恵「あの女達……全世界を敵に回す気か!」
向日「お前はちょっと怖ぇよ」
芥川「和恵ちゃ~ん!大丈夫?怖かったでしょ?」
和恵「全然怖くなかったし!!」
芥川「……嘘つく子はこうだC~!!」
鳳「芥川先輩っ」
和恵「ギャー!この野郎!」
芥川「アハハハ!和恵ちゃんの髪の毛、サラサラだC~」
真由美「(芥川くんって凄いな……学園で女王様と呼ばれてた和恵を……)」
まだ不安の残る真由美の表情。
その時……
和恵「ね…この音って……救急車じゃね?」
真由美「え………」
急いで部室から外を覗いた。