54.2人のできる事
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越前「誰がコシマエだよ…」
そう言い残して越前は去って行った。
遠山「(ニッ)」
どうやら目的としていた人物に会えたようで笑みが溢れる。それをみていた奈央は息を大きく吸い込んだ。
奈央「あんたら誰じゃぁあああ―!」
キ――――――ン……
静まり返るアリーナテニスコート。
和恵はあーあと溜息をついた。
謙也「うおっ!?めっちゃ可愛い3人組や!!自分らどこのアイドルグループや!」
奈央「氷帝学園だけど」
謙也「氷帝学園っていうアイドルグループ……って氷帝!?」
和恵「氷帝、知ってるみたいだね」
真由美「関西の学校かな……?侑士くんと一緒だし……」
謙也「侑士!?」
真由美「えっ」
忍足の名前に反応する謙也に、思わず真由美は赤面した。
謙也「侑士って忍足侑士か!?」
真由美「そ、そうだけどあなたは…?」
恐る恐る真由美が尋ねる。
謙也「俺は忍足謙也。侑士とは従兄弟同士やー!」
奈央「ふーん…」
謙也「聞いたわりに興味無さそうにしなや」
和恵「いや、真由美は興味津々「よ、余計な事は言わないで!」つまらん」
真由美があわあわしていると、眼鏡をかけた坊主頭が何やら言いたげだ。
和恵「(目が合った…)」
金色「
和恵「うち?」
金色「綺麗なお顔…ロックオン」
和恵「……。」
和恵は半歩下がった。
かなり距離はあるのだが、反射的に、だ。
「浮気か―っ死なすど!」
肩を組んでいた相方がそう告げた。
金色「いやん、ユウちゃん、本命はア・ナ・タ」
和恵「う、うち浮気相手って事!?」
奈央「愛人ともいう」
和恵「なんたる悲劇……」
真由美「和恵、大丈夫?」
すっかり金色に飲まれるマネージャー達。
一氏「当たり前じゃ!あ、俺は一氏ユウジ!小春は俺のモンや」
ド――ン!と効果音がついてしまうほど、それは堂々とした宣言だった。
和恵「……あ、そう」
奈央「和恵がフられた!?」
和恵「えっ、その解釈はいかがなものかと」
真由美「なんだか凄い人達だなぁ……」
恵利華が居たらこの空気はどうなっていたんだろうと思わず考えた真由美。
奈央「あ、そろそろ帰らんと。恵利華達も帰ってくるけぇ」
真由美「そうだね。あの……バイバイ」
「「「(可愛いっ!)」」」