54.2人のできる事
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奈央「今の感覚、忘れん為にもう1回試合でも……」
榊「辞めておけ。3試合は身体の負担が大きすぎる」
和恵「このまま見とくだけってのもアレだし……」
榊「真由美、ラリー終わったか?」
真由美「終わりました」
榊「お前達3人に頼みがある。」
真由美「なんですか?」
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奈央「広~い!ねっ!」
和恵「そうー?」
奈央「和恵ん家と比べたらダメじゃ!」
真由美「ここで全国大会が行われるんだね」
3人はアリーナテニスコートに来ていた。
榊に会場の下見に行くように言われたのだが……
奈央「下見っていうより……」
和恵「息抜きだよね」
真由美「う、うん。いいのかな?真由美達だけこんな……」
「へぇ…結構いいじゃん。ここで3日後、全国大会が行われるんだ。」
後ろから声がして一斉に振り返った。
奈央「越前リョーマ!」
越前「あれ、氷帝の……」
真由美「こんにちは。リョーマくんも下見?」
越前「まぁね」
帽子を深くかぶる。
今日は試合しないの?と奈央に言いかけた時、和恵が遠くを見て誰かいると指を指した。
「お――いキミも3日後の全国大会出るんか~っ!?ボクも出ますねん!遠山金太郎いいます~よろしゅうよろしゅう!!…お互い頑張ろ―な―っ」
越前「何だアイツ…?」
ピョンピョンと跳ねながらこちらに話しかけてくる。
真由美「げ、元気がいいね」
奈央「元気ならウチも負けん!」
越前「相変わらずうるさいね」
奈央「リョーマ!かかってこんかい!恵利華が相手してやるけぇ!」
真由美「そこは恵利華なんだ…」
和恵「シングルスで負けてるしね~」
あはははと真由美が苦笑いをする。
「あっおったおった金太郎さんや!」
和恵「誰か来た」
「金太郎さん、ホンマに静岡から走って着いてもうたんか!?」
真由美「え!?」
その言葉に3人は遠山をみる。
和恵「(静岡から走って、ねぇ)」
奈央「和恵、今度走ろうと思ったじゃろ」
和恵は思わず目をそらす。
遠山「おう!みんなもう来てたんか!」
奈央「それにしても123……6人…知らない人ばっかりじゃな」
真由美「男の子同志で肩組み合って歩いてる……仲良いね」
和恵「ホモ?」
言いたい放題だ。
「おい小春、あのFILAの帽子…!ケンヤくんが言ってた奴とちゃいまっか?」
6人の視線は越前に向けられる。
謙也「せやめっちゃ図太い神経で…」
越前「…へぇアンタ達大阪代表?」
「唯我独尊…」
越前「わざわざ遠い所やられに来たんだ?」
「ほんで三白眼でえらい睨んできはるらしい。」
越前「Bye Bye」
謙也「アメリカ帰り!?金ちゃんアイツや関東のどえらい…」
遠山は嬉しそうに叫んだ。
遠山「コシマエー!」