06.氷帝四天王誕生
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恵利華「…で、跡部様に近づくな…?」
「そうよ!!跡部様が迷惑してるの、わからないの?」
恵利華「迷惑……してるかもね(ゴールドの携帯…?跡部くん…)」
ポケットの中の携帯電話が揺れる。
恵利華「(今は…出れない)」
「自覚があるんなら……」
恵利華「!?」
跡部「電話…でねぇな」
日吉「持ち歩いてるとも限りませんよ」
部室に真由美と和恵を置いて、探しに出た部員達。
『パリーン』
硝子が割れる音がした。
日吉「!?体育倉庫から…」
跡部「(電話!?繋がったか…?)恵利華!!今どこに………チッ、行くぞ」
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恵利華「痛っ………。(今の衝撃で携帯……)」
「これで懲りたでしょ?もう跡部様とは関わらないでちょうだい」
恵利華「…あなた達は自覚がないんだね」
「自覚…ですって…?」
口を切り、血が流がれているのを手で拭いた恵利華
恵利華「きっと、跡部くん、貴女達が…こんな事してるなんて、悲しいと思うな」
跡部「…………。」
日吉「跡部部長?どうしたんですか?」
跡部「い、いや」
携帯を耳にあてる跡部。
『あなたに何がわかるって言うのよ!!』
『わかるわけないじゃないっ!どうして好きな人を傷つけようとしてるのか…こんな事をして、何になるって言うの?』
『何になる?アンタがいなくなれば、私が…跡部様とっ…』
『そんなことをしていても、跡部くんは喜ばないし、絶対に振り向かないわ』
『何ですって!?』
跡部「(あいつ…)」
『生意気っ!!振り向いてくれないから、ライバルである貴女に近づけさせないようにしてるのよ!!』
『それって、効果あるの?私に何かするパワーがあるならそれを跡部くんにぶつけてみればいいのに』
『うるさい!!うるさい!!……もう我慢できないわ!!』
『我慢できない?貴女達、人を好きになるなら……』
『な…何よ!?真剣な顔して……』
『人を好きになるなら……』
恵利華「その人に好きになってもらえるような……力を身につけなさい!!」
跡部「………」
携帯を離しポケットにしまった跡部。
「なっ…何言ってるの……?そんな力があったら、私達だって……こんなことしないわよっ!!あなたに……氷帝の姫と呼ばれるあなたに……」
カッターとバットを取り出す女子生徒。
恵利華は瞬時に左手で右手を覆う。
「何がわかるって言うのよぉぉぉお」
『ドンっ』
恵利華「っ、きゃ」
『パリーン』
「倒れたよ。ちょっとやりすぎた?」
『バン!!』
「お嬢さん!!!」