抽選会場である立海に到着した跡部と恵利華。
そこには全国の切符を手にしたたくさんの選手が来ていた。


『ガチャ』


手塚「久しぶりだな、跡部、恵利華」


跡部「手塚じゃねーの」

恵利華「久しぶりだね」


大石「や、やぁ。久しぶり」


大石はこの3人、オーラが違うなと萎縮してしまった。



「おい、青学の手塚と、氷帝の跡部だぜ！」

「あの女の子は……！？」

「か……可愛い！！」




跡部「……元気そうじゃねーの」


手塚「あぁ、お前もな」


恵利華「（いろんな人がいる……。真っ黒でレゲエっぽい人に、手に包帯巻いてる人は大丈夫なのかな？）」



「わっ！目が合った……！！今日来てよかったぜ！！」

「でも跡部の女じゃねーのか？」


「…すっげぇ可愛い」


「おい、跡部の女に手ぇ出してみろ…命ねぇぞ」



跡部「フッ…」


手塚「何を笑っている。」


跡部「何でもねぇよ。それより恵利華、俺様から離れるんじゃ…………恵利華！？…どこ行きやがった」


手塚「油断したな、跡部。」


跡部「ったく……あれだけ離れるなと言ったのに」


頭を抱える跡部だった。








奈央「てやぁ！」

『パァァン』


忍足「なんや奈央ちゃん…シングルスも出来るやん。」


奈央「でも1人って孤独じゃけぇ、ウチはダブルスがいい」


忍足「確かに孤独やな、テニスは…」


奈央「オッシーでもそう思うんだ。」


忍足「当たり前やろ。まぁ氷帝コールがあるだけマシや。」


奈央「ふーん…」






向日「てやぁぁあ！」

『パァァン』


和恵「驚いた～」


向日「何がだよ？」


和恵「向日ってダブルスしかできないと思ってた～」


向日「俺もお前の事そう思ってたぜ」


和恵「ひどっ！てゃぁ！『ダークエンジェルショット』！！」


向日「うわ！？」


和恵「まだまだだね♪」


向日「くそくそ！！」





真由美「ふふっ…」


日吉「真由美先輩、随分余裕ですね。」

『パァァン』


真由美「そんな事ないよ！」


日吉「もう冷酷非情のテニスはしないんですか？」


真由美「妖精完成してから、出なくなったの。冷酷非情」


日吉「よかったですね。でもそれさっさと出して下さいよ。」


真由美「出させてみなよ」


日吉「チッ……いきますよ」


真由美「はぁぁっ！」

『パァァン』



榊「……」