【神奈川県立海大附属中学校】



第XX回 全国中学生
ﾃﾆｽﾄｰﾅﾒﾝﾄ全国大会
組み合わせ抽選会場



恵利華「………。」


跡部「恵利華、入るぞ。」


恵利華「…うん。」




54.2人のできる事




日吉「あれ？恵利華さんは……」


全国大会も1週間に迫り、氷帝は榊監督の下練習に励んでいた。


真由美「跡部と恵利華は抽選会だよ」


いよいよかと気を引き締める一同。
それは榊も同じようで、練習にも熱が入っていた。


榊「本日はシングルスメインで練習を行う。マネージャーも入ってもらう」


真由美「え？真由美も……？」


奈央「ウチらはしょっちゅう試合してるけど」


和恵「シングルスか～」


榊「忍足と奈央、向日と和恵、日吉と真由美、準備ができたらコートに入れ」


それぞれ呼ばれた順にコートに入った。


奈央「オッシー、負けんよ！」


忍足「なんや、奈央ちゃんまでオッシーかいな」


忍足と奈央



和恵「向日、シングルスってイメージないね」


向日「そっくりそのままお前に返すぜ......」


向日と和恵


真由美「久しぶりに試合だね！よろしく」


日吉「合宿の時以来ですね。よろしくお願いします」


日吉と真由美


榊の合図で試合が始まった。