53.ミクスドダブルス
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俺はあいつにテニスで
何かしてやれただろうか…
―昨日―
恵利華「明日その…頼りにしてるから…」
頼りにしてるって…
恵利華は強いじゃねーか。
恵利華「ダブルス…初心者だし…」
跡部「あぁ。任せろよ。」
気がついたら返事をしてた。
何を頼ってるのかはわからねぇが、恵利華の不慣れなダブルスの穴ぐらいは、俺がカバーしてやると思った。
そして今日、
恵利華は俺に頼る所か…
恵利華「ハァ…ハァ…」
1人で走り回っていた。
俺は…頼りにされていねーのか?
いや、違う。
その時がきていないだけだ。
真田「ハーハハハ!」
真田が何かを待っていたかのように、笑った。
恵利華「(何か……来る!)」
私は今までダブルスをしたことがないし、人生の中でダブルスをするとは思わなかった。
「頼りにしてる」
昨日放った1言は
ダブルス初心者だから、頼りにする他なかった。
けど実際コートに立つと
テニスはテニス。
いつもの様に1人で戦ってる気分だった。
『ダブルスはシングルスよりコートが広い。』
私にとってそれだけだった、シングルスとダブルスの違い。
奈央「恵利華はシングルスをしてるだけじゃけぇ」
コートはダブルスでも私はシングルスをしていただけだった。
ふたりでテニスってどうするのかな?
奈央と話して、答えを見付けようと思った。
ふたりでコートに立って。
真田「くらえ!風林火山!!」
恵利華「っ!?」
跡部「恵利華!!…チッ…狙いやがったな…!」
恵利華「(どうする?避け「恵利華!退けっ」)…!」
跡部「はぁぁあああ!!」
恵利華「ちょ…けい…」
『バコーン』
「0ー15」
芥川「跡部カッコイ~♪」
奈央「ウチ…あんなことされたら惚れるかも。(ジー)」
宍戸「じょ…冗談じゃねーよっ、あんな事できるのは跡部ぐれーだ」
奈央「照れなくてもいいのに~♪」
鳳「(この2人って一体…)」
真由美「それにしても…恵利華を狙うなんて…!」
忍足「混合ダブルスいうても、女の子狙ってあの打球はないわな」
向日「恵利華のやつ…『
奈央「自分のコートに人がいると…研ぎ澄まされた感覚の邪魔になるけぇ出来ないよ。死角がなくなるけど…跡部が死角じゃけん。」
和恵「やっぱり恵利華はダブルス向いてないね~跡部だからなんとかなってるけどさ~」
宍戸「ほんとだな。激ダサだぜ。」
跡部「恵利華、」
恵利華「あ、ごめんね……」
跡部「ったく、俺様がいる事忘れんじゃねーよ。」
恵利華「ありがとう。でも…大丈夫だから。」
跡部「…奴ら、何か仕掛けてくるぞ。」
恵利華「わかってる。…手、平気?」
跡部「そんなにヤワじゃねーよ。」
恵利華「ふふっ、そうだね。」