53.ミクスドダブルス
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奈央の背後にキラリと光る眼鏡。
奈央「乾!!データって原涼香の?」
乾「原涼香。立海大附属の2年生。実家は日本舞踊の家元で、高すぎる身長にコンプレックスを持っている。真田のペアで、パワープレーヤーだ。」
奈央「パワープレーヤー……」
乾「そうだ。壊したラケットは数知れず……」
和恵「ラケットって壊れるの!?てか何で乾がここに……」
乾「うちも越前が出てるんでね。それと全国に向けてのデータ収集のためだ。」
奈央「(全国のデータ収集……)優勝するのは氷帝だからねー!」
いーだ!と舌を出した。
和恵「そろそろ戻ろ!恵利華の準決勝が始まる。」
奈央「またみた事ないペアだねー。」
足早に戻る2人だったが……
真由美「恵利華お疲れ様」
恵利華「あぁ、ありがと」
もう試合は終わっていた。
向日「余裕だな!このまま優勝しちゃえよ!」
忍足「立海の真田ペアも出てるんやろ?」
跡部「ハッ!楽勝だよな?恵利華」
奈央「跡部!真田をあまり甘くみるんじゃないけん」
和恵「真田だけじゃなく、全部楽勝って思わない方がいいよ~?後で絶望するからね。」
真由美「まぁまぁ、油断せずに!…だよねっ」
恵利華「そうだね、敗北を知った人は強いからね。」
日吉「それなら跡部部長も問題ないでしょう。毎日恵利華先輩に負けてますからね。」
宍戸「ははは!激ダサだな!」
跡部「チッ…恵利華、アップ行くぞ。」
恵利華「うん。」
奈央「さぁて、ウチはデータとりにいこうかな!」
和恵「うちは―…悪戯しに行こ♪」
真由美「和恵!行かせないよ!」
和恵「真由美のくせに。」
真由美「何よそれ」
『パァァン』
『パァァン』
奈央「(次の恵利華達の対戦相手は……)」
「よう」
奈央「あ」
振り返るとそこには仁王の姿があった。
奈央「真田の応援?」
仁王「それならみんなで来るナリ」
奈央「……和恵との思い出の場所、だから?」
仁王「おまん、痛いとこ突くのう」
奈央「えっ、図星!?あれ、他のみんなは?」
仁王「練習じゃ」
奈央「え……仁王は?」
仁王「……プリッ」
奈央「おー随分な身分じゃな」
仁王「おまんは偵察か?」
奈央「勝つのは氷帝!じゃからな」
仁王「あの真田にか?」
奈央「……」
奈央はコートで試合してる真田をマジマジと見つめる。
奈央「確かに凄い打球じゃな。普通の女の子じゃ返せんじゃろ。」
仁王「普通の男子でも無理じゃろな」
奈央「顔も怖いしね」
仁王「威力二割増しナリ」
「「……ぷっ」」
2人顔を見合わせ笑い始めた。
「奈央ー!1人じゃ危な......」
奈央「亮!」
宍戸「仁王……」
仁王「おう」
奈央「あ、試合終わった!結果は……」