51.放課後シュークリーム
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奈央「あ、恵利華おかえりー!」
恵利華「あれ?和恵は?」
奈央「それがまだなんじゃよね~」
宿題をパラパラとめくりこんなものかと教科書を閉じる。
奈央「あれ、恵利華テニスしてきたの?」
恵利華「えぇ、ミクスドの練習を......」
奈央「え!跡部と樺地と......」
後は誰がいたっけと考える。
恵利華「榊監督がいらして」
奈央「跡部と恵利華と樺地と榊監督!?みたかったー!!」
どうやら跡部が電話で誘ったらしい。
恵利華は風呂に入ると向かった。
奈央「監督......スーツでテニスしたんじゃろか......」
奈央は恵利華が風呂から出て来るのが待ちきれなくなった。
和恵「ただいまー。......あれ、真由美まだ?」
恵利華と入れ替わりで和恵がやってきた。
奈央「調べ物するって言うとったけぇ......まぁ、うちパソコンないし」
和恵「そっかー。恵利華の試合スケジュールでも調べてんのかな?ほら、なんか跡部騒いでたし......」
和恵は冷蔵庫に入ってる緑茶を手にとった。
奈央「それより!!ウチと帰るより大切な事ってなんじゃ!」
奈央の質問に緑茶を飲みながら少し考えて答えた。
和恵「......シュークリーム?」
奈央「ウチは食べ物以下!?」
がーんという効果音が響き渡った。
和恵「人生そんなもんよ~」
宍戸「長太郎......女ってよくわかんねぇな」
鳳「......どうしたんですか、宍戸さん」
練習の後、二人はラーメンを食べに来ていた。
今までテニスの話題で盛り上がっていたのだが、スープを飲み干した途端にいきなりこの話題になり鳳は目を丸くした。
宍戸「いや、奈央ってよ恵利華や真由美に比べたら女らしくねぇっつーか、一緒に居ても楽だったんだけどよ......」
鳳「(奈央さん、充分可愛いけど......)」
鳳は2年でありながら色々な人から奈央の事を聞かれていた。
それは個人情報が主だが、可愛い!紹介してほしいなんて声も少なくない。
鳳「(少しは奈央さんの魅力に気付いたって事かな?)」
宍戸が奈央を見る目が変わっている事に笑みが溢れそうになった。
宍戸「あー!やっぱわかんねぇ!」
サンドイッチが美味かったからだとブツブツ独り言のような事を言っている。
鳳「デート、楽しかったですか?」
宍戸「......まぁな」
楽しくて〝次〝の約束をしたのは鳳には内緒だ。
鳳「それなら良かったです。俺のクラスメイトに知れたら宍戸さん大変ですね」
宍戸「俺のクラスメイトに知れても大変だ」
鳳「......奈央さんがモテてるのはご存知なんですね」
宍戸「あんなに騒がれてちゃーな」
さらに恵利華と和恵はお祭騒ぎになるぜと宍戸は言う。
鳳「奈央さんも充分お祭騒ぎですよ」
宍戸「......そうかもな」
そしてふと向日と奈央がお祭に行っていた事を思い出した。
宍戸「(岳人にもサンドイッチ作ったのか......?)」