50.忍足とデート~天使編
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真由美「なななな......!」
侑士くんの名前を呼び、振り返ると女の子がいて......
真由美「(侑士くんに抱きついてる......!!)」
えっと......もしかして......
「侑士!やっぱりあなたが忘れられないの!私とやり直して......!」
忍足「やめろや、離してくれ」
真由美「ゆ......侑士く......」
いつもと違う雰囲気に、私は立ち尽くす事しかできない。そっとその子の肩を持ち、ゆっくりと引き離す侑士くん。
忍足「天ちゃん堪忍な、ちょい待ってて」
真由美「............」
女の子の視線が痛くて私は何も言えない......。
私、ここに居ていいのかな?
「あの子、侑士の何なの!?私と別れてもう彼女ができたの!?」
別れてって事は......元カノ、かな?
真由美「(侑士くん、カッコイイもんね。彼女くらい......)」
忍足「もう別れたやろ。しつこくされても困る。」
「......っ!」
真由美「あっ......」
その子は走ってどこかに行ってしまって......
忍足「天ちゃん堪忍や。あの子は笹川学園の子やねんけど......」
真由美「笹川学園って隣の中学校だよね?......し、知り合い?」
忍足「知り合いって言うか......ちょっとだけ付き合ってた時期があってな」
やっぱり......
真由美「そ、そうなんだ......。何だかあの子はまだ侑士くんの事好きみたいだったけど......」
忍足「けど俺は好きじゃないし、もう終わった事やから......」
真由美「あ、恵利華に試合の結果報告するね!」
忍足「......天ちゃん、この後ちょい時間ないか?」
真由美「だ、大丈夫だけど......」
忍足「ほな、ちょっと付きおうてもらおかな」
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可愛らしいカフェにやってきた2人。
忍足「さっきはすまんかった。見ててあまり気持ちいいもんちゃうやろに」
真由美「う、ううん......元カノ、だったんだよね?」
忍足「まぁ、な。」
先程から騒がしいくらいに携帯が鳴ってる。
真由美「もしかして、携帯......」
忍足「......あぁ。別れてからなんや、よう連絡くるようなって......。返事せんと今日みたいに会いに来るんやけど......ちょっと参ってきたわ」
頭を抱える忍足に、真由美は珍しい光景だと忍足を見た。
真由美「(ずっと携帯鳴って相手してたのあの子だったんだ......)」
忍足「せやけど、何で居場所がわかるんや……エスパーなんやろか、あの子は」
真由美「えっ......ぷっ、エスパーって!」
真由美は思わず笑ってしまった。
忍足「笑い事ちゃうで。大体俺が試合観に行くなんて情報、どっから手に入れたんや」
真由美「さ、さぁ......?」
それは確かに怖いかもと真由美は思った。
忍足「付き合う時もえらい強引やったんやけど、まさかこうなるとはな......。すまん、愚痴ってもたわ」
真由美「............」
忍足「......真由美ちゃん?」