49.宍戸とデート~太陽編
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奈央が急に近付いてくるから、思わず後ろに下がっちまった。
奈央「ねー、ほんとに大丈夫ー?」
宍戸「大丈夫だっての」
サンドイッチが美味しい事にもビックリしたが、さっきの言葉......
宍戸「(デートっつったよな......)」
奈央はずっとそう思ってたのか......。
俺は正直ただ遊びに行くだけだと思ってたんだが......
宍戸「............」
今は意識しちまって、何だかぎこちねぇ
「なー、いいじゃん!」
奈央「嫌じゃって!離して!」
「俺らが教えてやるって!」
奈央「結構じゃ!」
宍戸「何やってんだよ!」
気が付けば奈央は男2人に絡まれていて
宍戸「離せっての!!」
「ちっ、なんだよ男連れかよ」
安心したのかホッとした顔をみせる奈央。
宍戸「怖かったか?悪ぃ、考え事してた」
奈央「よかった......。ホントにサンドイッチでどうにかなったんじゃと思ったけん」
宍戸「なるかよ!」
奈央「あははは!よかった。」
こいつ、絡まれてたのにそんな事心配してたなんてな。
宍戸「暗くなってきたから、今日は帰るか。送るぜ」
奈央「え、送ってくれなくても大丈夫!」
宍戸「いいって。......デートなんだろ?」
奈央「っ!」
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奈央「亮、デートって......その......」
夕暮れに何だか気まずそうに歩く2人。
宍戸「あー......デートって意識したのは、奈央が言い出してからなんだけどよ」
奈央「そ、そうじゃよね!ウチ、女の子らしくないし......」
宍戸「確かに普段の奈央は男友達といるぐらい楽だけどよ」
奈央「お、おう......」
宍戸「弁当作ったりすんだな......と思って......」
奈央「美味しかった?」
宍戸「いつも食ってる購買のより数倍は美味かったぜ」
奈央「......ウチ、初めてのデート楽しかったけぇ!」
宍戸「なっ!なんだよいきなり」
亮は初めてじゃなかったかもしれないけど、そうだといいなと付け加えた。
宍戸「......俺が女子と2人で出かけた事あると思ってるのか?」
奈央「え、亮はモテるからてっきり......」
宍戸「なんで俺がモテる事になってんだよ。1度もねぇっつーの」
奈央「そ、そっか......!あ、あの......」
いつの間にかマンションの下に着ていた。
奈央は着いたねーと呟いた。
宍戸「あ、あのよ」
奈央「?」
宍戸「......また行こうぜ」
奈央「!!」
宍戸「んでサンドイッチ作ってきてくれ」
照れ臭かったのか反対方向に歩き出した宍戸。
奈央は大きく息を吸い込んだ。
奈央「ま......任せんちゃい!」
宍戸「声がでけぇっての!」
To be continued......