49.宍戸とデート~太陽編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
奈央「く、口に合うかはわからんのじゃけど......チーズサンド好きって言ってたじゃろ?」
宍戸「............」
奈央が弁当を作ってくるなんて想像もしなかったっつーか......
いや、合宿でもそこそこ料理は作ってたみたいだし。
調理実習で苦戦してる和恵や恵利華を見てたからか、お嬢ってそうだよななんて思ったりもしたけどよ......
奈央「......亮?」
宍戸「あ、悪ぃ。さ、さんきゅな」
奈央が嬉しそうに中の具の説明をしてくれてるんだけど、それこそ頭に入らねぇ......
この色とりどりのサンドイッチを奈央が作ったのか!?
奈央「食べたくない......??」
宍戸「い、いや!意外すぎてその......ビックリしてよ」
奈央「ウチ......なんか緊張して......」
宍戸「緊張?んなもんする必要......」
言いかけたが、この弁当とサンドイッチに心臓の鼓動が早まってる事は否めない。
宍戸「ってなんで緊張してんだよ!」
少し笑って問いかけると奈央は目線を下に落とした。
奈央「だって......初めてじゃもん。男の人とデートするの......」
宍戸「っ!?」
俺の頭は完全に止まった。
奈央「り、亮ー?」
ウチの言葉に亮は口に手を当てて視線を反らした。
何かマズイ事でも言ったかな?
奈央「今朝、恵利華と真由美が美味しいって言ってくれたから味は大丈夫!」
宍戸「お、おう」
いただきますと丁寧に手を重ねて食べてくれて何だかウチは嬉しくなった。
宍戸「......美味い」
奈央「やった!」
その言葉に今日の早起きが報われる気分じゃった。
......あれ、何だか緊張もほぐれてきた気がする!
-----------
-----------------------
奈央「わーい!9番落としたー!」
ウチは初めて落とした球にテンションが上がる。
亮は凄く上手くてなかなかミスしなかったけど、公園から帰ってきてから調子が悪くて......
「お、奈央ちゃん上手くなったね!」
「亮くん次負けるんじゃねぇか?」
宍戸「............」
亮が調子悪いのって......
奈央「ウチのせい!?」
宍戸「え?......は?な、何が?」
奈央「亮が調子悪いのってウチの作ったサンドイッチのせいなんじゃ......」
宍戸「んなわけねぇだろ!」
奈央「えー......あ、もしかして加減してくれたとか......?」
亮はそんな加減とかしないと思うんじゃけど、やっぱり様子がおかしくて......
奈央「......亮?」
宍戸「おわっ!?」
奈央「??」
急に近付いたら、亮はびっくりして後ろに下がった。