49.宍戸とデート~太陽編
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次の日
恵利華「おはよう。奈央、早いね」
奈央「お、おはよう!」
キッチンで慌ただしく過ごす奈央を恵利華は不思議そうに見つめた。
奈央「あ、朝食出来てるけぇ」
恵利華「(珍しい......)いただきます」
真由美「あ、恵利華ごめんね、朝食寝坊して......あれ?」
奈央「よっ!」
真由美「奈央!?」
真由美の分の朝食も出来ている。
真由美「美味しいー!奈央、ありがとう!」
奈央「おう!あれ、和恵は?」
真由美「まだ寝てるよ?」
奈央「もうっ仕方ない奴じゃなぁ、和恵は!」
和恵の分の朝食をラップにかけると奈央もテーブルについた。
やがて恵利華と真由美が出かけて奈央は急いで和恵の部屋へと駆け出した。
奈央「和恵!恵利華が幸村と......ど、どういう事じゃ!?」
和恵「知らないし!休みくらい寝かせてよー!」
奈央「あ......ごめん。朝食置いてるから」
まだ布団に入っていたいと言わんばかりの和恵に、じゃあ出かけてくるね、と奈央。
和恵「おー......」
奈央「亮ー!!」
タタタと駆け寄る奈央に危ないから走るなと宍戸が告げた。
宍戸「随分荷物が多いな。テニスの用意でもしてきたのか?」
奈央「違うけぇ。だって今日は......」
宍戸「......?」
いつもの様子と違う奈央に、体調の心配まで始めた宍戸。
宍戸「まぁ、大丈夫だったらいいけど......。荷物重そうだな、貸せよ」
奈央の方へと手を差し伸べる宍戸
奈央「え?あ!こ、これはウチが持ちたい!」
宍戸「?(様子が変だな......)」
首を傾げる宍戸だが、奈央はビリヤード場に行こうと背中を押した。
宍戸「ビリヤードやった事あんのか?」
奈央「少しなら......和恵の家で」
そっかと足早にビリヤード場に向かう。
「おっ、亮君彼女かい?」
「随分可愛い子捕まえたなー!」
宍戸「ちっ、違いますよ!」
店に入ると知り合いらしい人に声を掛けられ慌てふためく宍戸。
いつもはこういう時、奈央が明るく返事をするのだが今日の奈央はいつもと様子が違う。
奈央「彼女......?」
宍戸「あー......気にするな」
奈央「勘違いされてごめんね!」
宍戸「奈央?どうしたんだよ。やっぱりいつもと違うぜ。」
そう、いつもなら明るく笑い飛ばしてもという場面だ。何があったんだよと奈央の顔を除き込んだ。