47.丸井とデート~小悪魔編
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和恵「…………。」
ポップコーンをねだったら、ブン太の手がそのまま口の前で止まっていて…
これって、このまま食べろって意味!?
でも違ってたらかなり恥ずかしいし…
そもそもどうやって食べればいいの!?
和恵「ブ…ブン太……」
丸井「ぷっ…」
和恵「えぇ!?」
困ってブン太を見れば、楽しそうに笑われて…
丸井「なんだよぃその顔!あー面白い」
和恵「…………。」
なんか腑に落ちない。
うちは目の前にあるケーキをフォークで取って同じようにブン太の口に近づけていく。
丸井「………っ」
一瞬ブン太の顔が赤くなったけど、瞬時になくなったケーキに敗北感を覚える。
丸井「なぁ和恵」
和恵「んー…?」
まだ若干残っとる敗北感で、返事が気だるそうになってしまった。
丸井「和恵が立海の生徒だったらいーのに」
和恵「立海の…?」
丸井「そしたら毎日会えるし……」
和恵「毎日…」
丸井「あ、いや!そういうわけじゃなくてよぃっ」
なんかブン太が慌てふためき出したけど
和恵「楽しそうだね」
本音をポロリと呟いてしまった。
丸井「だろぃ!」
和恵「毎日寄り道したりして」
丸井「ゲーセン行ったり、バイキングに行ったりなぁ~」
和恵「ゲーセン…!!」
丸井「食ったら行くだろぃ?」
和恵「行く!!!」
ほんとにブン太といると楽しい。
うちは笑顔でバイキングを後にした。
和恵「このブンブンってのがブン太?」
丸井「そ」
ゲーセンに着くと俺はいつものゲームの前に座った。
和恵がひょいと後ろから覗く。
和恵「へぇ……赤也から聞いてはいたけど、ブン太って凄いんだね」
丸井「赤也?」
和恵と赤也は仲良い。
ってか一方的に赤也がなついてるだけだから特に警戒もしてなかったけど、俺の知らない会話をしてると思うとどうしても気になる。
和恵「うん、ゲーセンでは勝てないって。それも卒業までにはギャフンと言わせるって~」
丸井「ははっ、やってみろぃ」
口ではそう言うけど、内心は携帯で連絡を取り合ってるのか、直接会っては……ないだろうなとか。
いや、会えばあいつなら言うだろぃ。
わかってる、わかってるけどよ
「おー、こんな所に可愛い子……うっわ!すっげー美人じゃん!!」
「マジだ!すっげー!芸能人じゃねぇ?」
「きみ、どこの学校!?」
和恵「……………」
丸井「おい、離せよぃ」
「男連れかよ~」
「なぁ、こんな中坊置いて俺らと遊ばない?」
こいつら……バイキングでジロジロみてたやつ!
和恵「ヤダ」
「照れなくてもいいじゃん」
「ほら、行こうぜ」
和恵「ヤダって「離せよぃ」」
「んだよ、しつけーな」
しつこいのはお前らだ!
男3人もたかって和恵に何する気だよぃ
「あ、いいこと考えたぜ!このゲームで勝った方の言うこと聞くってのはどう?」
丸井「はぁ!?そんな勝負「いーけど」和恵!?」
和恵「だってブン太、負けないでしょ?」