47.丸井とデート~小悪魔編
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和恵「ブン太先に投げる?」
ボーリングに着いてもたくさんの視線が和恵へと注がれる。
まるで芸能人と歩いているようだ。
和恵はこの雰囲気になれてるんだろーなと思うと、やっぱり和恵とは世界が違うのか?なんて思う。
丸井「(実際に学校も違うけど…)」
今は夏休みだし、それを感じさせない。
和恵は俺の出したストライクにおーっと拍手をしてくれて、投げる準備をしている。
丸井「なー和恵、夏休みの宿題終わったか?」
和恵「え…?」
ガコッという盛大な音と共に、和恵のボールはガーターへと消えてしまった。
和恵「ブン太~!」
丸井「悪ィって」
丸井「よっしゃー!!タッキー」
和恵「ブン太凄い~!」
さっきのが何事もなかったかのようにブン太はボーリングを投げて楽しんでいる。
うちも!張り切ってはみるものの、やっぱりガーターにボールが吸い込まれる。
和恵「うちのボールおかしい。ガーターが好きみたい」
丸井「ぷっ…何だよそれ」
和恵「だってさ~何回やってもボーリングは上手くならないんだよね」
和恵が少し膨れたような顔をしてみせた。
ざわざわとギャラリーの視線を浴びる。
丸井「…………。」
和恵「……どした?ブン太」
不思議そうにブン太を見つめると顔が強張ってるのがわかった。
ブン太「今の顔、俺の前以外は禁止だ」
和恵「……え?」
ほら、投げてみろよといつの間にか背を向けているブン太に、和恵は何も聞かなかった。
和恵「よし!次こそっ」
ブン太「ちょい待ち」
和恵「へ?」
背を向けたままブン太は言った。
ブン太「やっぱり教えてやる」
スコアをみれば凄い差だ。
和恵「でも、うち……あっ」
腕をとられて困惑する。
ギャラリーは生唾を飲んで見守った。
丸井「ほら、腕曲げてみろぃ」
和恵「えと…」
こう?と少しぎこちない。
丸井「言っておくけど、恥ずかしいのは和恵だけじゃねぇからな」
和恵「……!」
あー、なんだブン太も少しは照れてるのか。そうなのか。
ブン太「ほら、行くぞっ」
和恵「うわっ…」
『ガコンッ』
和恵「!」