【比嘉中】


「はいでぇえー！！」


甲斐「凛～！和恵は元気ばぁ？」


平古場「まぁ…元気だと思うさ」


甲斐「へぇ～連絡マメにとってるんばぁ？凛にしちゃー珍しいあんに♪」


平古場「かしましいさ！」


知念「凛、いつの間に女友達ができたばぁ？」


平古場「ん？…あー…いいさっそんなこと」


知念「今度紹介するあんに」


田仁志「わんにも紹介するさ～」


平古場「フラー！誰にも見せんやっしー」


甲斐「それがよーしんけん綺麗ないなぐなんばぁよ。その辺のいなぐなんか目じゃないさぁ～」


知念「余計見なくなったさ～」


田仁志「わんについて来そうないなぐか？」


甲斐「あいひゃ～……あ、1人居たさ。男について行きそうなヤツ。小さくて～」


田仁志「そのいなぐ紹介す「練習中に何を話してるんですか？ゴーヤ食わすよ？」」


平古場「永四郎…裏庭にゴーヤ栽培するのやめてほしいんど…」








真由美「……っ」


向日「真由美？震えてどうした？」


真由美「今寒気が……」


恵利華「夏なのに？」

真由美「夏なのに。」




その頃、和恵も…


和恵「ヘックシュっ」


忍足「…風邪か？」


和恵「うち風邪ひいたら頭痛がくるタイプだから～」


忍足「ほんで話ってなんなん？」


和恵「うん。なんで真由美の事避けてるの？」


和恵の言葉にストレート過ぎるやろとツッコミをいれるも、まぁ和恵ちゃんやもんなとぶつぶつ呟いている。


忍足「いや、真由美ちゃん……凄すぎるやん？ちょっとビックリしてもて…」


和恵「……え？」


あれ？恵利華の事はどっかのお嬢さんだってわかってても話してなかったっけ？と首を傾げた。


和恵「真由美はそうなるんだ…？なんで？」


忍足「（なんで姫さんと和恵ちゃんは大丈夫で天ちゃんだけ……）自分でもようわからんわ…」


和恵「うーん……（うちもわからん…）」





真由美「あ、あの……侑士くん…」


真由美が遠慮がちに保健室にやってきて、和恵はビックリした。


和恵「真由美ー。忍足、明後日暇だって！」


忍足「和恵ちゃん！？」


忍足に和恵の心意はわからない。
まぁ急に部活休みになったしなと思わず声を漏らした。


真由美「じゃ…じゃあ…あのっ…」


真由美はそっとチケットを差し出した。