44.見つめていた背中
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真由美「恵利華…あの、真由美は今じゃなくってその……全国大会が終わってからお願いしたいの」
計画通り…
強さを求め始めた芥川くん
弱点克服している向日くんとヒヨ
上を目指し始めた侑ちゃん
氷帝の黄金ペアはより一層練習に励み
景吾くんは部長として申し分ない。
樺地くんは…景吾くんの後ろに居る事に慣れすぎている。
そう思って私は樺地くんを煽った。
そして自分の意識で試合を申し込んだ。
ここまでは私の計画通り。
でも…真由美については全くの予想外。
恵利華「(…本気みたいね)わかった」
真由美「ありがとう」
『パァァン』
振り返ると景吾くんと樺地くんの試合は始まってて…
恵利華「あ、ねぇ侑ちゃんとミクスド出るんでしょ?一般部門の」
真由美「え!?どうしてそれを…!」
恵利華「ふふっ。あれ?侑ちゃんは?」
真由美「(そう言えば今日はまだ話してないな…)」
恵利華「私、観てるから侑ちゃんと打ってきたら?」
真由美「そ…そうする」
『タタタタタタ…』
さて……
日吉「恵利華先輩、打ちましょう」
恵利華「…………」
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『パァァン』
奈央「(ツイストサーブ…)…はぁぁ!」
『パァァン』
越前「女にしては…強烈な打球だね。はっ!」
『パァァン』
奈央「そりゃ…どーもっ!!」
『パァァン』
不二「奈央ちゃん…上手いね。越前はポイントを奪うタイミングがずれてる。」
大石「決め球が…予測されている。」
菊丸「でもおチビのヤツ…」
不二「英二っ…」
菊丸「……!な…なんでもない。」
和恵「…(今何言おうとした?)」
『パァァン』
『パァァン』
ゲーム奈央 1-0
和恵「奈央…」
桃城「越前が…サービスゲームを落とした…。やはり奈央先輩も…」
乾「全国区…か。」
いつの間にかゲームを終えたメンバーが集まってきた。
奈央「(よし…いける!)」
竜崎「(リョーマよ。見せてやれ。敗北を味わって乗り越えた…強さを。)」
越前「…やるね。甘くみてたよ。」
奈央「!」
和恵「あ…あれは」
越前「…[#ruby=Nobody beats me in tennis.Never!!_テニスでは誰にも負けたくない。もう二度と!!#]」
『パァァン』
奈央「っ!?」
………………。
―――………。
―――――……。
『パァァン』
『パァァン』
和恵「た…大変…恵利華に連絡しなきゃ…」
『タタタタタタ………』
奈央「ハァ…ハァ…ハァ……」
和恵「(恵利華…電話出て…!)」