美並「確かに真由美ちゃんは身体能力が上がったけど…無理してる…」


恵利華「真由美は今、乗り越えないといけない壁がある。…この…今のプレイスタイルが定着して…その先に何があるんでしょうね…」


美並「先に…か。……私は見れないかもしれないわね…」

恵利華「美並ちゃ…」


美並「ふふっ…恵利華に部長って呼ばれるのも今日で最後ね。」


恵利華「そんな事ない！高校になっても…ずっと…！！」


美並「奈央ちゃんって凄く友達想いよね」


恵利華「奈央が…？う、うん…」


美並「和恵ちゃんはその場を楽しませようとしてる。…みんなには小悪魔扱いされてるけどね。ふふっ…」


恵利華「うん…」


美並「真由美ちゃんは何より部の事を思ってる」


恵利華「真由美は部長に憧れてるから…」


美並「真由美ちゃんには…副部長を任せようと思うの」


恵利華「真由美ならピッタリね。あぁ見えてしっかりしてるし…」


美並「恵利華…みんなの為に…何ができると思う？」


恵利華「私…が…みんなに？」


美並「えぇ…部長になってみんなに恩返ししなさい。」


恵利華「私…美並ちゃんみたいな部長になれない…」


美並「そうね。私みたいに命をかける事はできないわ。…これは私が唯一誇れる事よ。恵利華にだって真似させないわ。」


恵利華「（美並ちゃんみたいな部長にはなれない…私は……）」


和恵「ただいま！」


奈央「きーてきーて！凸凹コンビトイレで蹲ってたよ」


真理子「き…気持ちわる…」


美並「どうしたの？」


和恵「対戦相手の差し入れのドリンク飲んでバタンキューだって。ほんとウケるし」


恵利華「ウケるって……ふふっ」


ほら……

自然に笑える……


真理子「あぁ"マジないわ…」

しの「あ、真由美勝ってるやん！いけぇ真由美ー！！」



ゲーム白葉　5-4


和恵「おー後1ゲームで勝ちだ！…でもなんでこんなにてこずってるの？てか…相手外国人？」


奈央「ウチのデータには存在しない選手だ。データデータ……ん？真由美がいつの間にか進化してる！真理子ら探してたからじゃけぇこの凸凹コンビぃい！！」


ぎゃあぎゃあ………


しの「凸凹言うなー！真理子がでかすぎるねん！」


美並「ふふっ…随分賑やかになったわね」


恵利華「……煩い」


奈央/しの「｢…ごめんなさい。って和恵！逃げるな！｣」


和恵「君達…人生タイミングよ♪」


奈央「さすが小悪魔…油断した…」