42.白葉学園白書
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奈央は校門の前で立ち尽くしていた。
奈央「(ここで出会って…)」
和恵「例の先輩?」
奈央は驚いて振り返る。
その後ろには真由美も一緒で心なしか元気がない。
真由美「真由美って無力だな…」
奈央「え?」
真由美「全ての人を医療で治せたらいいのに…」
和恵「また壮大な事言ってる」
さっきからこの調子らしく、美並部長の事だとわかった2人も思わず黙りこむ。
奈央「ウチが王子様の話をしてあげるよ!」
真由美「王子様?」
興味をもった真由美と、また先輩の話?と少しうんざりそうな和恵
奈央「すごくかっこよくて背が高くて!!ウチ、初めて見惚れたかもしれん!」
真由美「へぇ…」
奈央「その王子様はうちらの先輩でね、ずっと恵利華を護ってきたんじゃって!だけど行かないと行けないから……ウチに護ってほしい、変な虫がつかないように見張っていてほしいって!」
真由美「王子様って、背が高くてかっこよくて眼鏡をかけてる人??」
奈央「め…眼鏡はかけてないよ?」
真由美のいきなりの質問に奈央はたじろいだ。
和恵「真由美の王子様の基準は偏ってるなー」
##NAME2「え!そうかな…?」
和恵「(なぜ王子様が眼鏡…?)それに恵利華がってなんでそんな事…」
真由美「恵利華は有名だから」
和恵「まぁそうだけどさ「和恵もね」うーん…」
奈央「とーにーかーくじゃ!ウチは先輩の言い付け通りに恵利華を護るけぇ!」
真由美「あ、そう…」
和恵「勝手にすれば~」
【全国大会決勝当日】
真由美「おはよー!!」
奈央「ね…眠い」
和恵「眠いって…何してたのさ?」
奈央「データ収集…」
恵利華「…お疲れ様」
和恵「ちょ…今日大丈夫なの!?」
奈央「まぁ何とかなるって♪和恵、後衛やって?」
和恵「うちテニス始めて1年半だから。」
美並「ふふふ…本当に和恵は飲み込み早いわね。」
奈央「ウチもそれだけは認める。」
和恵「何?それだけはって!!」
奈央「だってめんどくさがりだし、あんまり練習だってしてる様子ないし…」
美並「まぁまぁ、じゃあ…オーダー発表するわね。……………。」
真由美「やっぱり奈央の予想通りだったね。」
奈央「おうよ!美並部長!座っててください」
美並「…ごめんね」
真由美「よし、みんなでアップいこう!」
恵利華「部長、私も行ってもいい?」
美並「もちろん。私は荷物見張ってるから。」