42.白葉学園白書
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「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
ここは白葉学園。
文武両道、才色兼備をモットーとし
それに加えて礼儀作法や経営学、財界における対応やパーティーでのダンス等
通常の学校とは異なり、日本のトップに立てる人材を育成する学校だ。
それ故学費も世界トップクラスであり、数億円と言われている。
奈央「いつみても大きな門じゃ」
その中で学年に1人、特別スポーツ推薦枠で入学した奈央は入学して1年経った今でもこの佇まいに慣れないでいた。
そしてポンと肩を叩かれる。
「奈央」
奈央「おー、真理子!おはよ『パンッ』いて!」
シスター「ごきげんよう」
奈央「ご、ごきげんよう」
シスターにおしりを叩かれ振り向いた奈央。
そして未だに朝の挨拶のごきげんように慣れないでいた。
「恵利華さんの車よ!」
「生徒会にも入られてますます輝きが増したわー!」
「恵利華さん、シャルルのイメージガールに選ばれたんですって!素敵!」
「お断りしたのではなくって?」
奈央「スポンサーがどうしてもって断れなくて引き受けたって。この前授業が終わって学園のジェット機でおフランスに撮影に行ってたからもうすぐCM流れるはず」
##NAME1「ごきげんよう。詳しいのね」
奈央「恵利華が部活休むなんてよっぽどじゃけぇ」
「そうね。」
奈央「美並部長」
緑色の髪をなびかせ恵利華の車から美並が降りた。
テニス部部長兼生徒会会長
奈央と同じくスポーツ推薦枠で入学。学年は恵利華達よりひとつ上だ。
そして再び騒がしくなる。
「キャー!和恵さんよー!!お美しいわ」
「この前ブラビと共演したんですって~!」
「素敵だわ!日本の真珠ね!」
和恵「ごきげんよう」
「「ごきげんよう!和恵様」」
美並「相変わらずね」
和恵は毎朝走って登校している。
そんな和恵を横目に美並は保健室へと向かった。
恵利華も後をついていく。
真由美「ご、ごきげんよう。いよいよだね全国大会」
和恵「…ん」
明日は中学に入って2回目の全国大会。
奈央「大丈夫でしょ!ウチらは…負けれんけん!美並部長の為に…!」
真由美「そうだね!」
和恵「うん。奈央、明日の勝算は?」
奈央「うちの予想では…D2の真理子、しのペアはたぶん勝つから1勝。D1ウチと和恵で2勝、S3真由美で3勝。S2の恵利華まで回んないよ。」
真由美「回す気…ないけどね。」
和恵「またそう言う~そろそろ恵利華試合やりたいんじゃないかな~?」
恵利華「私が出なくて済むんだったらそれに越したことないわ」
奈央「恵利華!?いつの間に…美並部長は?」
恵利華「…具合悪そうだったからそのまま保健室に。それより、明日わかってるよね?」
和恵「副部長っ。わかってるって。回ってこないらしいよ?また真由美の口癖がさっ」
奈央「まぁいつも恵利華まで回らんけぇ…心配するな。回ってきてもS1まで回らんよ。」