05.Gather
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跡部と恵利華達が向かった先は……
『シャー……』
試着室から出てきた恵利華。
店員「っ!?」
日吉/樺地「「……っ、」」
少し胸の開いたワンピース姿に、思わず視線を逸らす2人
日吉に至っては固まっているようにも見える。
それもその筈、中学生が着こなすとは思えない服である。
店員「おお嬢様、お似合いです!!」
恵利華「……そう?」
「「「はいっ!!」」」
跡部「…その服、似合ってるぜ。気に入った。買ってやる」
あの跡部でさえも照れているような気がするが、気のせいだろうか
恵利華「ありがとう!じゃあこれ預かってて?」
日吉に服を預けると、今度は本当に固まってしまった。
日吉「(1,110,000円…!?)」
冷静に値札の0数を何度も数えるが、何回数えても同じである。
そうこの店はシャネ○なのだから。
跡部「おい、恵利華。次はこれを着てみろ」
恵利華「わかった」
日吉「まだ買うんですか!?」
跡部「あーん?一着じゃもたねぇだろーが」
日吉「そう……ですけど…(恵利華先輩は大丈夫なんですか?この値段気にしなくて…)」
恵利華「わぁ、綺麗なお洋服!着てくるねっ」
跡部「ああ。……(これもいいな)」
日吉「跡部部長……何次の服持ってるんですか」
少し居づらくなった日吉が、楽しそうに服を選ぶ跡部に問う。
跡部「フッ、お前にはまだこの店は早かったようだな」
中学生が出入りする店ではないが、確かに跡部と恵利華はこの店で買い物をしてもおかしくない雰囲気を醸し出していた。
やがて恵利華が試着室から出ると、先程、いやそれ以上の人々を虜にし、あの跡部が視線を逸らし、日吉に至っては、目すら合わせられない状態だった。
その頃、奈央とそれを追った宍戸は……
宍戸「ったく……なんで俺が…」
走って奈央を探す宍戸。
意外に奈央は速く、未だに姿が見えない。
宍戸「あいつの行きそうな場所………って会って日が浅いし全くわかんねぇ」
頭を抱える宍戸。
ペットショップの前で立ち止まった。
「ニャー…」
猫の可愛い鳴き声が聞こえて、思わずペットショップをみた。
奈央「ニャー!」
宍戸「…………。」
猫と戯れる奈央の姿が…
「ニャー」
奈央「ニャー!……お前ほんと可愛いな!!」
宍戸「…何してんだよ」
奈央「ニャー…って宍戸!?」
宍戸「ぷっ、アハハハ!」
奈央「!?」
宍戸「ったく……跡部捜すんだろ?早く行くぜ!」
奈央「跡部の場所、わかんの?」
宍戸「わからなくて飛び出したのか?まぁ、だいたい検討つくしな」
奈央「そ?じゃあ行こう……あ!!この帽子かっけー!ね、ちょっと見ていい?」
宍戸「お前な……」
奈央「綺麗な青……」
宍戸の言葉をスルーし、帽子をみる奈央。
宍戸「(こいつ青が好きなのか)」
宍戸もボケーッと帽子を眺めた。
奈央「あ!跡部探さんと」
宍戸「(忘れてたな……)」
しばらくして奈央が立ち上がると、再び走りだした。
宍戸「おい!」