41.北海道からの刺客
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奈央の打球は容赦なく真由美の逆サイドをついた。
忍足「せないにいじめんとったってぇな」
真由美「あ……」
勢いよく打球が打ち返された。
忍足「遅なって堪忍やで」
スタスタと真由美に歩み寄る。
鳳「『冷酷非情』の真由美さんに話しかけるなんて…」
真由美「…………。」
向日「真由美、随分と怒ってるな…」
奈央「真由美のシングルスはいつもこんな感じじゃ」
あれ、ダブルスをしていたんじゃってと奈央。
真由美「侑士くんは……」
忍足「な、なんや?」
真由美「女の子に甘すぎ!!」
日吉「『冷酷非情』ではなくなりましたね」
宍戸「忍足が入ってダブルスになったからか?」
奈央「言えてる~!」
和恵「うちの手を煩わすな~」
忍足「……帰りにジュースでどないや?」
奈央「仕方ないな~!」
和恵「奈央はなにもしてないね」
真由美「ジュース?」
忍足「真由美ちゃんもどないや?」
真由美「真由美……たこ焼きが食べたい!」
どうやら合宿で食べたのが美味しかったらしい。
和恵「たこ焼き?よくわからんけど、食べ物さんせい!!」
奈央「やったねー!」
和恵「奈央は呼んでない!」
奈央「仲間外れ!!」
恵利華「真由美、今日食べてかえるの?私、どうしようかな…」
ラリーを終えた恵利華達も戻ってきた。
跡部「恵利華、また行きたいと言っていたフランス料理のレストランに行くか。シェフも会いたがっていたからな」
恵利華「わぁ、是非」
奈央「いつの間にそんな所に!ウチもつれてけー!!」
跡部「お前、マナーとか大丈夫なのかよ」
奈央「マ、マナー?」
恵利華「奈央の苦手な堅い感じのレストランだけど…」
奈央「………ウチ、やっぱりいい」
和恵「あははは!奈央はよくシスターに怒られていたもんね」
奈央「うぐ…」
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恵利華「美味しいわ」
「こちらはシェフが恵利華さんに、と特別にご用意した伊勢海老とフォアグラのボロネーゼでございます」
恵利華「ありがとうございます。でも貸し切りにしなくてもよかったのに…」
「いえいえ、滅相もございません」
跡部「ククク…シェフにも気に入られるとはな」
こちらは跡部家御用達のレストランだ。
恵利華「これも美味しい…」
「(あぁ~可愛いな~)」
「(なんて優雅に召し上がるんだ)」
「(シェフも恵利華さんの喜ぶ顔をみる為に張り切ってるからな~)」
恵利華「♪」